生きながら火に焼かれて
「名誉の殺人」ってご存じですか?
女性が不貞をしたり、男性と話しをするだけで家族の恥とみなされ、
合法的に家族の手によって処刑されるというもの。
これは中東やインドの一部に今この時も生きている因習なのだそうです。
イアド(著者)の生まれた村だけでなく、世界中で今も年間6000人以上の少女が、
家族によって殺されているといいます。
生まれてきた女はみな奴隷同然の扱いを受け、
日常的に男性からの暴力が横行し、学校はおろか、一人で外を歩くことも許されない。
彼女はある日、義兄の手によってガソリンをかぶせられ、引火されました。
全身大やけどのところを奇跡的に助けられ、パリに亡命し、後に結婚。
彼女は仮面を取りません。なぜなら、彼女を殺さないと家族の名誉が守られないため、
元の家族がどこまでも追いかけてくるというのです!
身の危険を感じて生きていくというのは、どんなに辛いことでしょう。
それでも彼女は、この蛮行を世界に知らせるために、この本を書き、
メディアにもしばしば現れます。
弱者の悲痛な叫びが世に浸透していくまでには、ものすごい時間を要します。
イアドの勇気ある告発が、この蛮行を歴史の恥部にしていくまでには、まだ時間がかかることでしょう。
ひさびさ衝撃のノンフィクションでした。
覚醒愛奴 (Xコミックス)
作者の名前が墓場というのでグチャグチャのSMマンガと思ったら以外や以外、ショタ、貞操帯、拘束具など、レズなどソフトな感じなのですが父親に酷い目あう[美希]はいちまいでしたし、[私のお人形]は原作者の原点みたいですがホラー映画みたいで駄目でした。絵やコスチュームなどプレイもそうですが他の気持ち悪いだけのエロマンガがとわ違いますので、オススメです
ドビュッシー:ピアノ作品全集
ピアニストにも得手、不得手がある。いい音楽に出会いたければまずその演奏者を知ることが大事だろう。ベロフはドビュッシーの作品を楽譜に忠実に、そしてとても楽しく聞かせてくれる。ミケランジェリがオーケストラのようなカラーを紡ぎだす演奏家で、聞き手に緊張感を要求する演奏家だとすれば、ベロフはピアノ曲としての楽しさ、まるでPOPSやイージーリスニングのようにリラックスして聞ける。決して、いい加減という意味ではなく、ドビュッシーの音楽とはその時代のPOPSだったということだろう。NHKで彼のレッスンを見たことがあるが、作品の作られた時代や、背景などの解説もいれながら教えていた。ドビュッシーの研究家としても一流だ。
ダイドー 復刻堂 仮面サイダー 350ml×24本
ダイドーさんの復刻堂シリーズはどれも楽しくていつも楽しみにしています。
ただ、パッケージに対して味は・・・というものもあり、たくさん飲むのはちょっと、という場合もあります。
しかし、仮面サイダーはよくも悪くも普通のサイダー味なので誰にでもお勧め出来ますし、デザインも仮面ライダーに対する愛を感じます。
しかし、蜂女だけは???なぜこのキャラをフューチャーしたのか・・・?です。これが3本も入っているのはあまり嬉しくないです。
一方、ゴールド缶は今回購入した箱には入っていませんでした。必ず入っている訳ではなさそうです。
うちの子ども達は顔の缶とボディの缶を組み合わせて新しいライダーを作って遊んでいました。Wやオーズの影響でしょうね。
BONES ―骨は語る― シ-ズン4 DVDコレクターズBOX〔初回生産限定〕
前作でちょっとマンネリ化してきたのですが、今回は色々工夫がされていて良かったと思います。イギリスに行ったり日本がテーマになったり登場人物の人間関係もグルグル動きます。遺体の登場のさせ方も「悪ノリしすぎだろ」ってくらいブラックユーモアたっぷりでニヤニヤしてしまいました。
気になることがいくつか。
まず日本人が被害者になるストーリー。付録でそのストーリーに登場したアジア系の女優が「日本が良く表現されてる」と言ってますがどこがだ(笑)。内容滅茶苦茶です。
それからブラックメタルバンドがらみのストーリー。ブラックメタルバンドってあんなんじゃないですから。曲もブラックメタルに対する考察もほぼデタラメ。ヘビーメタル全体に対する激しい誤解がある様です。イギリス人の英語もあんな発音しませんよ(ナイジェルマリー)。他にもかなりのデタラメがあるのではと思ってしまいます(笑)。
それでも楽しく見られましたが許せなかったのは日本語字幕。
まず「真逆だ」ってテロップ。「真逆」なんていう日本語はありません。普通に「逆だ」と言えばいいし「全く逆だ」「正反対だ」と表現するべきでしょう。元の台詞もスラングでもなんでもないのに。
もっとひどいのは「仕事が煮詰まった時に気分転換で〜」みたいな台詞があるんですけど仕事が煮詰まった時に気分転換しないでしょ。煮詰まるというのは「成熟する」という意味です。この字幕を書いた人は「煮詰まる」を「行きづまる」の意味だと思っているようです。現に英語では「スタック」と言っています。まさに「行きづまる」です。
外国語の文法知識不足による誤訳は実は小説などでも結構あるんですけど、母国語の知識不足による誤訳は相当恥ずかしい。その影響力を考えれば活字に関わる人はもう少し注意をして欲しいですね。少なくともお金をもらって翻訳して活字にしているのでしょうからプロらしくちゃんとやって欲しいです。せっかく楽しく見ていたのにこの字幕にはがっかりさせられました。
でもそれはこの作品の評価ではありません。作品としてはとても楽しめたしシーズン5が待ち遠しいですね。