最高級靴読本 Vol.3 永久保存版 ―The World OF HIGH-END SHOES Vol.3 (ビッグマンスペシャル Men's Ex特別編集)
今回が3冊目であり、かなり企画が難しかっただろうな、と推察する。
高級靴ブームとやらで、一般人の靴知識がこの数年でどんどん深くなっていき、他雑誌でも毎号のように靴特集を繰り返す昨今の状況となると、このような別冊で新しい情報を提示するのは困難となる。
その上、他の類似本に較べれば読者の期待度も段違いに高いとなると、過去の2冊に較べてどうバージョンアップしていくか・・・。
巻頭に、ほとんど知名度の無い「エリック・クック」を持ってきたのは、「なんだ、もう散々分かり切ったネタばかりじゃないか」と読者を落胆させないため、と思われるが、これが的確な巻頭記事であったかどうかは微妙なところ。
むしろビームスやUAなど、定期刊行される誌面でおなじみのショップに癒着しすぎている点がマイナスか。
中村氏や鴨志田氏、池田氏といった連中とのタイアップ的な誌面が、目新しさを削いでいる印象だな。
前作を引き継いだ、ギルド山口氏のブランド評価も、今回は全ブランドには及んでおらず、やや中途半端な印象を受ける。ヤナギマチは外されているし、宮城興業などのドメスティック・ブランドも今回は取り上げて欲しかったと感じるが・・・。
総合的に私なりの感想を述べさせていただければ、苦心の跡は見えるがやや物足りない、まあギリギリ及第点といったところか。
コロニル プレミアム ディアマント 無色クリーム
通販番組で購入意欲が高まっていたが、こちらは送料込みの最安値なので断然お得。
25年来愛用、と言っても一切手入れをしてこなかった皮ベルトが、しなやかになって大感激。
更に、15年前に購入して数年使用後は手入れをせずに保管していた皮カバン。
表面が白っぽく乾いていて、雨に当たった滲みもあったが、正に生き返った感じになった。
ビフォー&アフターの画像を撮ろうかと思ったほどの違い。ついでに革靴も全て磨いた。
本品は、特に古くなった皮革製品の手入れに良いと思う。
ちなみに、皮カバンには使い古しの歯ブラシでまんべんなく塗ってから、綿100%の布切れで磨いた。
良い買い物だった。
別冊2nd vol.9 革靴大図鑑 (エイムック 2317 別冊2nd Vol. 9)
最近、ブーツ本にはまっています。
日本国内で発行されるブーツ系の本のほとんどに目を通しています。
この本は比較的フォーマルに近いセレクトで
靴選びをガイドしてくれます。
ごついブーツ寄りではないので、
確かに長い年数を経ても残るような靴ばかり。
楽しいので、オススメします。
ザ・ホール・オブ・ジ・オールデン・ドリームス
スペインのマドリード出身のシンフォニック・メタルバンドの2ndアルバム。
スペインのメタルと言われてもピンと来ない方もいると思うが、実はMago De OzやMedina Azahara、Tierra Santaといった良質なメロディック・メタルバンドが多数存在している。ただこういったバンドは彼らの母国語であるスペイン語で歌っているため他の国のファンからすると少しとっつきにくい印象があるようだ。(僕は平気だけど)しかしこのDark Moorは歌詞は英語だし音楽性は日本人好みのネオクラシカル・シンフォニックメタル路線でハロウィンやストラトヴァリウスなどが好きな人なら、間違いなくツボに入るバンドだ。またこのバンドはエリサという女性がヴォーカルをとっており男性顔負けのパワフルな歌声を披露している。バンドの男達を束ねる「姉御」という感じで思わず「エリサ姐さん」と呼びたくなる。どの曲もドラマティックで哀愁のメロディ満載なのでメロディック・メタルが好きな方は何はさておきこのアルバムを手に入れてください。