スタンリー・キューブリック DVDコレクターズBOX
キューブリックの名作がデジタルリマスターを施してボックスで登場。「2001年」は従来盤より鮮やかな画像になった。特典映像のアーサー・C・クラークのスピーチは無くなったが、問題にする程では無い。「時計仕掛けのオレンジ」「フルメタル・ジャケット」などは音声が5.1サラウンドになり、大満足。問題は「シャイニング」が短いコンチネンタル版になった事。それ以外は、満足できる良いセットです。
ベスト・シネマ・クラシック100
disc1〜2は有名映画で使われたクラシック曲とクラシックではないスター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リング、タイタニックなどのテーマも混ぜられています。ジョン・ウィリアムズやモリコーネなどの映画音楽もクラシックの名曲に引けを取らない傑作であるとあらためて気付かされます。
disc3からは映画のテーマ曲は無くなってクラシック曲ばかりになりますが、disc3では主にモーツァルトの曲が収録されています。disc1〜5にモーツァルトの有名曲はだいたい収録されています。
disc4はピアノ曲が集められていてナインマンのピアノ・レッスンの曲で幕開けです。このdisc4が一番のお気に入りです。
disc5は映画の中で使われたオペラ曲が集められています。
disc6はバッハを中心としたバロック曲がメインになります。
discによってカテゴリー分けがされているので、ピアノが気に入ればまた別のピアノのCDに行けばいいし、自分の好みのジャンルや作曲家が見つけやすくなってます。
ほとんどの曲が一度は聞いたことのある有名曲ばかりなので、映画が好きでこれからクラシックを聴いてみようかなと思ってる人には良い入門CDだと思います。
時計じかけのオレンジ [VHS]
原作者が提起した問題はモラルの有効性についてなのだが、映画化されたものは一種のピカレスクロマンになっているのが悔やまれる。それが作り手の怠慢なのか観客の低脳なのかは何度も見ないとわからない。現実には映像が余りにもショッキングなので観衆はそれ以上を要求しないのだ。
時計じかけのオレンジ 完全版 (ハヤカワepi文庫 ハ 1-1)
サリンジャーのらい麦畑並みに好きな作品。
立派な青春を描いていると思う。
最終章は、アレックスが悪の心を取り戻すのだが、ネットで素人の訳が公開されているので、探してみては。
時計じかけのオレンジ オリジナル・サウンドトラック
音楽が強烈に引っぱってゆく映画なので、このサントラ盤はあの映画の魔力に酔った人には絶対お薦めです。
ウェンディー・カルロス(映画公開当時はウォルター・カルロス)はSwitched on Bachで名をあげた人で、本作はそのベートーヴェン版という趣があり、Switched on Bach好きの人にもお薦め。その他、威風堂々のようなしっかりしたオケの演奏もあり、ジーン・ケリーの歌もありで、飽きることのないサントラ盤です。