にほんご宝船 ~教える人のための知恵袋~
トピックやアクティビティーのアイデアに詰まったとき、強力な味方になるのがこの教材です。
内容は「自分の家族の紹介」や「最近の出来事」「好きなスポーツ」「将来の夢」など、簡単なことばかりですが、分かりやすいイラストと例の提示&問題があるので楽しく授業が進められます。フリートークの教材としてはもちろん、文法の実践ワークとしても使えるのでとても重宝しています。積み上げ式の教材ではないのでどこからでも必要なときに取り出せるのもいいです。レベルも、入門から中級まで、工夫次第でどのレベルにも使えると思います。
教材、教師用の指導書に2冊用意されていて、その指導書にはその教材を使っての文法の指導など、丁寧に書かれているところがとてもいいです。日本語教育に精通した人が書いた、分かりやすく実践的な解説です。学習者が分かりやすいだけでなく、教師も教えやすいというほかにはない、優秀な教材です。
にほんご宝船 ~いっしょに作る活動集~
日本語初級学習者のためのプレタスク案が詰まっている。
「1見開き・1プレタスク」型なので、この本を広げて人数分コピーすれば、教案としてすぐ完成するのかと
思ったが、よく見るとそうではなく、教師のための「考えるヒント」であることが分かる。
学習者のことや、理解の度合いを考えながら、授業を進めていく時のヒント。
内容は、ひらがなの書き方など、基本的なことから始まり、自己紹介や、知人の紹介など、日常生活に即している。
イラストも多く、書体もやわらかで、学習者にとっては身近な印象だが、これそのままでは使えない。
なお、まったく同じ装幀で、目次まで同じ「青い本」があるが、あれは「使い方」が書いてある
(『みん日』の『教え方の手引き』に相当)。青本だけ持っていても、意味がない。
ムッチムチ肉感的熟女20人大集合8時間 Vol.2 森下彩乃 根元純 藤咲凛子 君嶋かほり 大林理恵(大林リエ) Madonna マドンナ [DVD]
肉感熟女を期待してたのですが、物足りませんでした。
中村八大作品集~上を向いて歩こう
中村八大さんといえば、『上を向いて歩こう』『明日があるさ』など、坂本九さんの名曲でお馴染みですが、三波春夫さんの『世界の国からこんにちは』や、合唱曲としてもスタンダードになった『涙をこえて』も中村さんが作曲されたと知ってびっくりしました。61年間の間に作られた数々の名曲お楽しみ下さい。
特に、Disc3の『笑点のテーマ』はオススメ!これも中村八大さんが作られていたんですね。
決定版 ビリー・バンバン
日本のジョーン・バエズと称され、キャンパス・フォークの女神とも呼ばれた小林啓子さんと歌っている「悲しみのジェット・プレーン」に惹かれます。ピーター・ポールアンドマリーのオリジナルに近い歌唱でした。彼女の独唱で始まる演奏でしたが、ビリー・バンバンのコーラスが寄り添うように入ってくるところが好きです。
バート・バカラック作曲「雨にぬれても」は歌詞の当て方を少し崩して歌っています。個人的にはオリジナルに近い雰囲気で歌った方が彼らの爽やかさが伝わってくると思うのですが。トランペットの使い方、バックの伴奏など懐かしい雰囲気に包まれています。
ジョニ・ミッチェルが作曲し、ジュディ・コリンズの歌唱でヒットした「青春の光と影」こそ、当時の世界の音楽シーンを席巻した曲でしょう。怒涛の動きが感じられた1960年代後半に爽やかな風を巻き起こした曲を原曲のイメージの通りにビリー・バンバンが雰囲気よく歌ってくれました。
テレビドラマの主題歌にもなった「さよならをするために」のニュー・バージョンもいいですね。前奏からオリジナルとは違う雰囲気でしたが、歌唱が始まるとまさしく大ヒットしたデュオの響きが感傷的に聴こえてきます。ドラマ『3丁目4番地』が作られ、主題歌として石坂浩二作詞、坂田晃一作曲「さよならをするために」が生まれました。切々と歌い上げるビリー・バンバンの歌唱が胸を締め付けるような悲しみに溢れた名曲です。1970年前後の大学紛争で荒れた世相の時代背景の後、このような様々な愛を歌った曲がヒットしたのもまた時代が作り出したものでしょう。
デビュー曲「白いブランコ」は、フォーク・ブームの最中、兄弟デュオという当時では珍しいグループが造り出すその透明なハーモニーは、当時の激しい時代の変化とはまた異質の優しさに満ちていました。その印象は今も変わりません。