フルメタル・パニック?ふもっふ DVD-BOX
近頃珍しくバランスの取れた、安心して楽しめる良いアニメ。犯したり殺したりするのはもうたくさん。オタク版あるある大事典もそろそろ満腹。制作者の健全な精神とプロ意識ある仕上げに感謝しながら、 テレビから三メートル以上離れて見ましょう。アニメの一つの完成形、「正常進化ラブコメ」による、至福の一時をあなたに約束します。
ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~ 第4の宮 [DVD]
単なるサクセス・ストーリーならウンザリしてしまうことだろう。
ああやっぱりね。どうせこんな展開になると思った。
とね。しかし、真のサクセス・ストーリーは感動を呼ぶのだ。
妬みや恨みをかうだけの絶対的正義では到底なしえない偉業なのだ。
それを本作品は実に上手く表現している。
是非試聴してもらいたい。
フルメタル・パニック! mission.4〈限定版〉 [DVD]
それは後編のことです。
前半まで、即ち人質の回収とかなめの救出に至るまでの作戦遂行は感動しちゃいました。
今度はかなめに助けられちゃうんですね。
いやはや、かなめと共に思わず自分もひとしおってところですわ。
さて、後編のデートは笑いっぱなし。
ギャルゲーでデートのシミュレーションしてるところもそうだが、一挙手一投足のレスポンスが面白いこと。
すっかり軍事オタクのレッテル貼られた宗介は名の通り、日常生活が全く出来なくて思考全てが軍事に染まった状態で話すのも滑稽で最高だった。
エアカウンターS
昨年、原発が爆発直後、米軍の放出品でアナログ式のガイガーカウンターを入手して使っておりました。単位はレントゲンです。爆発直後、釧路の降雪時に数値がでましたので、自宅の換気口に綿を詰めて我が子を約一ヶ月程軟禁状態してました。その間某国大使館からヨウ素剤が届けられ子供と自分が服用し、4月中旬に上京しました。
1年を経過しいまだに一向に収束せず放射能をばら撒き続ける状況は変わりません。4号炉の倒壊が現実ともなれば・・・・
今まで活用していた米国製のガイガーカウンターでは大きすぎますし、とても水分に弱くて乾燥剤を常時必要とするなど管理にとても気を使います。
ところがこの商品はさすが日本製、丈夫で小さくておまけに軽くて、数値は見やすい。とても扱いやすいですね。
到着次第、釧路の会社の換気口で数値を調べると、やはり室内よりも高めに表示されました。
この機械をを広く市民や教育機関で入手し、子供達の被爆をなんとか逓減させて欲しいですね。
こんな機械に厄介になる時代になるなんて、全然想像しておりませんでした。
まるで漫画の世界に飛び込んだ感じがして現実感に乏しくなります。
こんな機械が不要になる平和な時代に早く戻って欲しく思います。
TOGISM 2001
東儀秀樹が2001年2月に出したアルバム『TOGISM 2001』の魅力を少し・・・。
雅楽という日本古来の音楽と現代の音楽の感性とを融合させた立役者ですし、彼の優雅な外見と相まって圧倒的な人気を誇っていた頃の作品です。何しろ本作10曲全ての楽器を東儀秀樹一人で演奏し、トラックダウンを重ね、レコーディングしたわけですから、その才能の素晴らしさに圧倒される思いです。篳篥・龍笛・笙・チェロ・ピアノ・シンセサイザーそして作曲・編曲、どれをとっても見事な水準ですので、評価されたのは当然のことでしょう。
西洋の音楽である12音階にはない雅楽特有の音、即ち西洋の記譜には書きにくい音符の連なりが、癒しの根源を形作っているのでしょうか。彼の作編曲は雅楽の楽器の持ち味をいかしながら、現代のテイストを加味した楽曲に仕上がっており、21世紀の雅楽の進むべきあり方を提示したように受け取っていました。
表現したい音楽世界もまた従来の枠組みを超えたもので、ジャンル分けにも既成観念にも囚われない領域に突入していたわけで、古くて新しい新鮮な音楽として捉えられたのも当然でしょう。
ラストの「蒼き海の道“TOGISM 2001”Version」も良かったですね。彼の最初のシングルで、このアルバム用のアレンジもうまくマッチしています。唐招提寺の壮大な伽藍とそれの持つ歴史をモティーフに描いた作品です。その雄大さに乗せて篳篥が朗々と奏でておりとても印象深い曲でした。伝統音楽のエッセンスが現代に形を代えて流れていくような曲です。
全曲に通ずる感覚ですが、西洋のオーケストレーションでは出せない雰囲気を持っています。壮大で豊かな大河の流れを彷彿とするような音楽は、多くの人に「癒し」を与えることと思います。