裸足の1500マイル【日本語吹替版】 [VHS]
by 小宮山隆央
裸足の1500マイル RABBIT-PROOF FENCE (2002年 / オーストラリア)
監督: フィリップ・ノイス PHILLIP NOYCE
出演: エヴァーリン・サンピ EVERLYN SAMPI
ケネス・ブラナー KENNETH BRANAGH
実話に基づいた2002年のオーストラリア映画。
『盗まれた世代』を題材としています。
1931年のオーストラリアでは、先住民アボリジニの混血児を家族から隔離して、
白人社会に適応させようとする隔離・同化政策がとられていました。
寄宿舎(収容所?)に収容されたモリーと妹の8歳のデイジー、モリーの従妹である10歳のグレイシーは
兎避けのフェンス(RABBIT-PROOF FENCE)だけを頼りに2413km離れた母の元に帰ろうととして脱柵するが、追跡人が子供達に迫ります。
WALKABOUT 美しき冒険旅行にも出演しているアボリジニが追跡人です。
ミクロネシアなどでも原住民のチャモロ人などは、ドイツの統治下で根絶やしになっています。
現在のグァム島などの住民は、近隣諸島の入植者の子孫なので土着の民ではありません。
2413kmも兎避けのフェンスがあるとなると、中国の万里の長城なみです。
ちなみに、万里の長城は、
「2009年4月18日、中華人民共和国国家文物局は総延長は、6,352kmから8,851.8kmであると修正発表した」となっています。
webで調べると「日本列島の長さは、最西端の与那国島から北海道の宗谷岬までの弓条の島の連なりで、総延長約は3500キロになります」
と、こんな感じになっていました。
どうして「兎」のフェンスが必要で、どうやって囲いを作ったのか・・ 何でこんなに長いのか・・
もしかして所有者同士の土地所有の境界線・・・フェンスで何を守ろうとしていたのか・・・
日本の兎小屋に住んでいる私の常識では計り知れません・・・
小学生低学年の女の子が裸足で歩いて帰る距離ではありません。
食事や夜間の寒さもあると思いますし・・・
そのあたりが映画だと判り難いんですが・・・
いろいろと考えさせる映画です。
理屈をなしにしても実話を題材にしている映画「9000マイルの約束」でも「母を訪ねて三千里」でも
「家に帰りたい」「お母さんに会いたい」と思う人の心は、驚異的な働きを持っていることを得心させます。
小宮山隆央
裸足の1500マイル リミテッド・エディション (限定生産2枚組) [DVD]
日本では知らない人も多い、アボリジニの迫害の歴史や、
観光イメージ以外のオーストラリア知るきっかけになる
映画だと思います。
好感がもてたのは、ドキュメンタリーやリポートでなく、
映画作品として魅力的な作品であること。
とてもシンプルなストーリーなのですが、
必要以上の説明や映像効果がなく、
見る側の人を引き込むことができるという
「映画」のチカラを感じる作品でした。
オーストラリアの歴史やアボリジニのことを良く知らなくても
話についていくことができる、感動できるひとつの映画作品として
とてもよくまとまっていると思います。
ピーター・ガブリエル正伝
カリスマの伝記は陳腐な小説の100倍面白いというのが僕の持論だが、ピーター・ガブリエルの唯一の伝記だけに何倍も興味深かった。グループとして成長を続けるジェネシス。「Lamb lies down on Broadway」を頂点に苦しみもがくガブリエルの姿はなぜかジョン・レノンのそれに酷似している。その後のソロI→II→III→IV→So→Usの精神変遷を見事に綴っている。すばらしい。
The OC (ファースト・シーズン) コレクターズ・ボックス1 [DVD]
主役のミーシャ・バートンはとっても可愛いけど
マリッサは嫌い・・・・
私の好きなキャラは「アンナ」です。
みんなのセレブファッションは見ているだけで楽しいし、
お金持ちって毎日こんな生活してるんかなぁ・・・って思ったりしますねw
見て行くうちに先が気になるドラマ。
9デイズ [DVD]
彼が今までに出たアクション映画ではフリージャックというのを覚えてるんですが、実際にアクションシーンに挑戦したのはこれが初めてだったそうです。核兵器を奪還するエージェント役ということでアクション連発で、年を感じさせない迫真の演技に見てるほうが心配になるくらいです。レクター博士よりちょっとシワが目立つかも(笑)
またクリス・ロックの演技がとても面白く、ラッシュアワーのクリス・タッカーっぽいアメリカらしい笑いが随所に取り入れられてます。性格も容姿も全く正反対の双子役を演じる中で、この笑いがかなりスパイスとして効いてます。
ストーリー的にもとても楽しめる、文句なしで★5つ作品です。