アンダーワールド 2 エボリューション コレクターズ・エディション [DVD]
この映画で一番の見所は、主演のケイト・ベッキンセールの美しさです。
幻想的なその美貌、新しい世代のアクション女優の旗手として、もっと評価されるべきです。暗めに演出された画面に恐ろしく映えます。
アクション自体はワイヤー等を多様する定番のものですが、安っぽい作りではないですし、CGバリバリで胡散臭い、といった事もなく、このクラスの映画としては十二分に見応えがあります。
ストーリーも決して斬新なものではないですが、キチンと作ってありますので、単調で飽きると言うことはありませんでした。
大金を掛けて派手に作った映画ではありませんが、世界観の確立された良く出来た作品でした。
Underworld: Evolution
前作『UNDERWORLD』には、NIN、トゥール、ア・パーフェクト・サークルを中心としたインダストリアル/オルタナ畑からミラ・ジョボヴィッチ(!)、クラシック分野まで実に幅広く豪華で腕利きのスタッフ、アーティストが参加していて、個人的にはスゴくサントラとして完成度が高く感じました。
今作も引き続きNIN関連のスタッフが参加しているけど、今回の中心となる参加アーティストはゴシック・メタル/スクリーモ系。
世界観としては映画のものと遜色はないけども、前作のようにダニー・ローナー(元NIN)がサントラを監修していないものだけに、各アーティストの新曲やニュー・リミックスが聴ける魅力はあるものの、特に後半の展開や流れにはチとダレを感じてしまう。
でも、注目のプシファーやリンキンのチェスター、スリップノット etc...の8曲目までの新曲/リミックスは秀逸です。(僕だけかもしれないが)懸念されていたスクリーモ勢は、リンプのウェス、ダニー・ローナーらを中心としたブラック・ライト・バーンズによるマイケミ、リージョン・オブ・ドゥームによるセンシズ・フェイルのリミックス2曲はインテリジェンスな要素が多分にプラスされて非常に良かったです。
前作が非常に良かったため、今作がそれに及ばなかったということで星4つにさせていただきましたが、なかなかに力が入ったサントラなんでラウド/へヴィ系が好きな方にはオススメです。
アンダーワールド2 エボリューション [Blu-ray]
前作「アンダーワールド」の続編。というか、2本で1つの作品。
でも頭が悪いので登場人物の名前がなかなか覚えられず、ストーリーはwikipediaで確認した状態。マーカスがどういう経緯で復活したのかや、セリーンがヴァンパイアになれた理由、マイケルが狙われていた理由など、ようやく分かりました。日本語吹き替えではなく、英語字幕で見ていれば違ったかもしれない。
前作より血しぶきが飛びまくり。でも怖さはなかった。アクションは前作同様、もうちょっとハデでもよかったんじゃないかな。ストーリーはwikipediaで確認したくらいなので、ちょっと複雑すぎ。いや、単に男性俳優陣がみな同じ顔に見えてしまう自分が悪いのかも。
結局今回もケイト・ベッキンセイルのボンデージ・ファッションを拝むだけの映画でした。
アンダーワールド2 エボリューション コレクターズ・エディション [DVD]
序盤こそ前作を観ていてもいまいちわかりにくい小難しい話の連続でで、ヤキモキしましたが、中盤辺りから徐々に登場人物などがはっきりしてきて、ストーリー展開も一気に加速し、アクションの連続で最後まで飽きずに観ることができました。
ただ、ストーリーは半ば強引というか、何故わざわざマーカスが殺戮の狂気そのものの狼男の祖である弟を解放しようとしたかいまいち意味がわからないし、本来ならキーパーソンだったはずので吸血鬼と狼男の混血児たるマイケルの意味合いも本作では全くと言っていいほど薄くなり、そして、圧倒的力のマーカスに立ち向かうべくセリーンは始祖の血を飲みパワーアップしたはずなのに、いまいち効果があったかどうか微妙なのも・・・。
あと、ほとんど終始飛び道具ばっかりだったので「ブレイド」のように刀とまでいかずとも何か他のかっこいい(鋭利な刃のついた)近接武器での戦闘をもっと見たかったように思えます。
一応、コレクターズエディションの特典内容(映像特典など)ですが、どうやらレンタル版と同じようですので、わざわざ買う意味合いは薄いと思います。
できればレンタル版と差別化を図って欲しかったです。
しかし、わざわざ買わなくてもコレクターズエディションの内容が観れるのは喜ぶべきなのかな?