乙女はお姉さまに恋してる
男の子が女子校に通うというおもしろい設定と、可愛らしい絵にひかれて購入しました。
この作品自体評価も高かったので期待していたのですが…選択肢が少ないせいか一人狙っている子を落とし中に別の女の子のイベントを見てしまったり、ダラダラと長く続くシナリオに少しがっかりしました。
第一話からエンディングまでアニメのように次回予告があるなどの点はよかったのですが…。
あと攻略キャラが少ないなどもう少し改良してほしいと思ってしまいました。
期待が大きかっただけにがっかりです。
処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー 雅楽乃編 (パラダイムノベルス 487)
処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー 雅楽乃編 (パラダイムノベルス 487)
このシリーズの中でも私にとって一番好きなキャラがこの「雅楽乃」である。
学園中から「御前」の2つ名で呼ばれていた彼女が、千早に出会い変わっていくストーリー。
ひょんな事から理由がわからないままに千早を慕い憧れる雅楽乃。そんな彼女は
ある事をきっかけに、段々と彼への魅かれていく想いが抑えきれないくなる。
話的には恋愛物の王道でな感じもあるが、彼女の初々しい恋の楽しさは、
新しい自分への嬉しさと千早への微笑ましい気持ちで溢れていて非常に気持ち良く読める。
彼女の千早への気持ちが読んでいく事にひしひしと伝わってきた一番のシーンは
淡雪のお泊り事件!(偶然による必然)にいじましくも耐える雅楽乃の姿は
(本当は崩おれる位嫌なのに)電話口で必死に平静さを保とうとする。
だが、それが失敗し爆発したシーンは不覚にも涙がこぼれた。
彼女の想いは、なんて恋を恋しいと願う女性の想いの深さたるかを。
そして最後のセリフで千早その物を求め救ってくれた言葉を千早も障害
忘れないだろう。「あなただから!」なんて言われたら
私ならもう何もいらないと思う。それだけの愛情を捧げてくれる人。
この本はそんな彼女の想いにの結晶の様だ。
そういう意味でも☆5つプレゼントしたい本である。
乙女はお姉さまに恋してる 2 ~二人のエルダー~ (GA文庫)
「男の娘」ものとしては、おそらくもっとも有名であろう「おとボク」シリーズ。今まで手にとる機会は無かった自分でも題名を知っているくらいです。で、最近男の娘ものに手を出しまくってる流れで手にとったわけですが、面白かったです。原作やったこと無いですし、そこら辺の比較はできないですが、どうやら端折る部分は少なく、原作に沿っているようですね。千早の美しい容姿や高い能力、「完璧な異性」を演じるがゆえに隠し切れない違和感のようなものがよく表現されていたのではないかと思います。男であることがばれそうになる冷や冷や感やその対策、けどやっぱり「ばれるときはばれる」という描写もよかったです。最近は、ただの設定として「男の娘」を取り入れているように見えてしまう作品が多いだけになおさらでした。もっとも、「元祖」なのですから当然ですけど。
あとがきを見ると、続巻の予定はあるようです。どうやらゲームでは序盤あたりのようですし、続きが気になりますね。公式シナリオライターとイラストレーターの方が制作しているので、執筆者の捉えかたによる原作との「ずれ」が生じることも無さそうです。「文章が面白いか」ということはそれとは関係ないですが。原作ファンは手に取ってみるのもよいのではないでしょうか。
maiden's rest 『処女はお姉さまに恋してる』オリジナルサウンドトラック
「さよならの囁き」が一番好きです。
この曲が流れた時、目が潤みました。
どの曲も「処女はお姉さまに恋してる」の雰囲気にとても合っていると思います。
このゲームをこれからやろうと思っている人は、
是非生徒会長に注目して欲しいです。