陰陽師 2 [DVD]
映画にもなった野村萬斎さんとは違った安倍晴明を稲垣吾郎が演じています。野村萬斎さんのほうは派手なCGとアクションを駆使していて、晴明も個性派な感じです。こちらの晴明は静かで、もののけの悲しさを理解するような優しいところがあります。
もともとの夢枕さんや岡野玲子の陰陽師のファンなら、こちらの陰陽師のほうが遥かにお勧めです。
Cannaのエンディングの曲もドラマにあっていて良かったです。
ラヴクラフト全集〈5〉 (創元推理文庫)
良い作品が収録されているのですが、翻訳が悪いので、とても残念です。
大瀧氏の訳は、句読点を付ける箇所が悪かったり、文章の区切り方が悪かったりして、
文章が長々ったらしくなり、非常に読みにくいのです。
そのような訳は、文章の意味が分かりにくくなります。
もっと分かり易い簡潔な翻訳をお願いしたいものです。
「ダンウィッチ(ダニッチ)の怪」は、大瀧訳以外の訳を二度読んだことがありますが、
そのどちらも分かり易い簡潔な文体で翻訳してありました。
「ダンウィッチの怪」に夜鷹が出てきますが、
上記の二訳者は、「夜鷹」と訳しているのに、
大瀧氏だけは「ウィップアーウィル」と訳していました。
「ウィップアーウィル」と言われても、一般人にはイメージが湧かないと思います。
陰陽師 [VHS]
その期待をちょっと裏切る内容でした。『もう少し雅で自然な平安の雰囲気を出してほしかった。』というのが正直な感想です。晴明の庭の草花の不自然なこと!道尊の使い魔のちゃっちいこと!!もう少し小道具にも気を使ってほしかったですね。
ストーリーもなんとか2時間に収めようと頑張った結果だとは思いますが、晴明と博雅が初対面からあんな短い間に親しくなるのはどう考えてもおかしいですよね。しかも、博雅の方が官位も上なのに…。笑
原作の実写と思うとガッカリするのが当然だとは思いますが、こういうものだと思うと話的には楽しめると思います。
神々の山嶺(下) (集英社文庫)
情感の続きとなる本編では、いよいよ神々の頂に挑戦し昇りつめていく。
話の中心は極限状態でのヒマラヤ登山をテーマにしてある。
内容としては、上巻が事件の推理を推し進めていくものであったのに対して、こちらは実際の登山を中心に描いている。
著者が全力を尽くして書き上げたと述べているとおり、頂きに向かってのぼりつめていく登山の様子は正に鬼気迫る思いでハラハラしながら読ませてもらった。
興奮して読むことはできたのだが、上巻の方が事件を推理していく面白みがあり個人的には好きだった。
その点で★4つとしたが、上下巻合わせての一作品なので、作品全体では★5つを与えたいと思う。
大人の文房具【文豪たちに愛された傑作文房具&書斎グッズ】 (100%ムックシリーズ)
最近万年筆(#149)を手に入れたので、自分の持つ万年筆の事を知りたく本屋で立ち読み後、じっくり読んでみたく購入しました。万年筆初心者の自分にも読みやすかったです。色々な人が使う様々な文房具に興味がわいてしまい、色々な万年筆、文房具を使ってみたくなってしまいました。この値段でこのボリュームは素晴らしいの一言です。買って正解でした。