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flying DOG コレクション テーマソング・アーカイブ 80’s PartII
日本ビクターのアニメ関連商品のレーベルとして新設(復活?)した
flying DOGのテーマソングコレクション第2弾。
さまざまな事情により現在では入手困難なタイトルを手軽に聴けるという意味で、
この手のコンピレーションアルバムはありがたく素直に評価したいです。
基本的にOP曲とED曲(もしくは相当する挿入歌)がセットになっており
目当ての作品が含まれていれば一気にどちらも聴けるのでお得です。
OP曲またはED曲のみのコンピレーションも他に存在しますが、
比較すると収録作品数は当然少なくなります。
どちらが良いかは判断が難しいところです。
ブックレットもシンプルですが丁寧に作られており、歌詞の下に簡単な
作品データも記載されています(放映期間、放送局、声の出演など)。
ただ一点気になる部分がありました。
ブックレットの断り書きに「一部お聞き苦しい箇所」があると書かれています。
「オリジナル・マスター・テープに起因するノイズ、音揺れなど」であるので
了承願いたいと。うーん、これはどうなんだろう。
今回収録された作品はすべてタイトルにもあるとおり’80年代のものですし、
現存するマスター音源も相応に劣化していることも想像できます。実際に聴いてみて
許容できないレベルではありませんが「ああ、ここかな」と思う箇所もあるにはあります。
修復が可能であるならリマスタリング等の措置をして欲しかったかな、というのが
正直なところです。せっかくの企画なんですから。その点で評価を星4個にしました。
しかし懐かしさと共に昔の楽曲の素晴らしさを再発見できる良いアルバムでしたし、
今後もこのシリーズが続くのならば購入してもいいかなと思っています。お薦めです。
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ポケモンレンジャー 光の軌跡
良かったところは、個人的にストーリーです。
少し後半やりすぎな気がしますがそこがいい。
後マナフィ、噴火ヒードラン、デオキシス、シェイミなど
珍しいポケモンが入手できることです。
過去編が一人でクリアするのが難しく、
皆でやることが前提になってる難易度だったので星4つです。
やる価値はあると思いますよ。
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ピアノ曲集 ニーア ゲシュタルト&レプリカント オフィシャルスコアブック
ゲームの発売から1年以上経ってからの楽譜の発売で、
少し驚きましたがとにかく発売前から楽しみにしていました。
楽譜が届いて、すぐにページを開き音符の量を確認(沢山ある!)、とりあえず安心しました。
あまりにも簡単にしすぎて、歯抜けの味のないバイエル程度の、ぬる〜いアレンジになっていないか、とても心配でした。
レベル的には、中の上と言ったところでしょうか、難しければ練習すれば済むことで、励みにもなります。
ざっと全てを弾いてみて、原曲の耳に割と残る音の採譜に加え、良い感じのアレンジ、しかも15ナイトメアの「エミール」と
「イニシエノウタ」のピアノヴァージョンは完全コピー譜!!
これは、嬉しかったです!!もう感泣ものです!
私はこの種の、楽譜を使うときは運指を書き込んだり、CDを聞いて音を加えたりの書き込みが多く酷使するので
保存用にもう一冊買いたいくらいです。
今回のこの楽譜は、その価値は十分にあるアレンジになっています。
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大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE 通常版 [DVD]
数々のウルトラ作品を見てきましたが、この作品は間違いなく最高傑作です。
ウルトラ作品の劇場版はどうしても子供向けで、それなりの年齢層が見ると物足りなさを感じてしまいます。
しかし、この作品は違います。シナリオもしっかりしていますし、映像も素晴らしい。出番こそ少ないものの懐かしい怪獣がわんさと画面いっぱいに現れます。
この怪獣はいるか?あの怪獣はいるか?とつい探してしまいました(笑)
声優の方もウルトラマンゼロ役の宮野さんは期待通り素晴らしい演技力、ベリアル役の宮迫さんもびっくりする程上手いです。
あとキング役の小泉純一郎さん。若干聞こえにくいですが、なんとも言えぬ威圧感がありハマり役だったと思います。
他のレビューでもあるように、やはり悔やまれるのはウルトラの母ですね。浮いてしまっています。唯一のマイナス要素はこれですかね。
それと、やはりダイナの登場は嬉しいですね。あの最終回からこうつながったのかと考えると、なんとも言えぬ高揚感があります。
何を書きたいのか上手くまとめられず、すみません。ただ一言言うならば、この作品を買って損はないということです。少しでも興味がある人は是非、お買い求めください。
長々とすみませんでした。
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闘牌伝説アカギ オリジナル・サウンドトラック
あくまで、アカギ偏愛者の私見ですが…オープニングテーマは、いかがなものやら。アカギが「なんとかなれ」なんて打ち方はしません、絶対。一方、エンディングテーマは2曲とも絶叫系なので、放映時に歌詞を聞き取ることは至難の技でしょうから、歌詞カードを見ると「こんな歌詞だったんだ!?」と驚愕すること請け合いです。
と、まぁオープニングとエンディングは、時間的にCD全体の1割以下しか占めていないので、残りのインストゥルメンタルのほうを聴くべきCDでしょう。地味といえば地味な曲が多いのですが、それだけに、聴いてて飽きないし邪魔になりません。物語の舞台は昭和33年〜40年の東京なんですが、そんな臭いをまるっきり消し去った、透明感のあるサウンドが、人間離れしたアカギのイメージによく合ってます。特に『果てしなき旅路』のカッコ良いこと、実質的にこれが「アカギのテーマ」と言ってもいいんじゃないでしょうか。
初回特典の「麻雀点数早見表」は、入門書によく載ってるような、点数計算の早見表です。薄い下敷きみたいなプラスチック製で、11cm×11cmというビミョーなサイズ。裏に、点棒を掴んだアカギのアップ(市川との対戦の時の)が載ってますが、確か、この時の台詞は「お互いこんな点棒を、ただかき集めてもしょうがない…」でした。点数表でソレって、ずいぶんな皮肉ですね…ま、それもまたいかにもアカギ。