るろうに剣心 追憶編 [Blu-ray]
内容に関しては今更言うこともなく、文句なしです。
帯にも書いてあるように、2種類のマスターが混在する状況での非常に手のかかる作業をやり切ったスタッフには頭が下がる思いです。
しかし、パッケージに関しては不満が残りました。
イラストが中嶋敦子さんであるのは賛否両論ありますが、まぁいいです(私は否の方ですが)。
帯に誤字があるのも対したことではないと思います。
問題は背表紙のタイトル表記の部分です。
なぜローマ字なのでしょう?
多くの人は背表紙が見えるかたちで保管すると思いますが、なぜそのような大事な部分をローマ字表記にしたのか理解に苦しみます。
各話のタイトルと合わせても「追憶編」であるべきで、「TSUIOKU−HEN」には違和感しか覚えません。
私が無知なだけで、何か理由あってのことかもしれませんが、やはり漢字の方がしっくりくると思います。
パッケージの不満な所しか書きませんでしたが、内容は素晴らしく、大好きな作品の一つです。
るろうに剣心 全14巻セット (集英社文庫―コミック版)
実写映画化する前に、読みたくなり購入。
完全版と悩んで、こちらの文庫版にしたのですが。
とても読みたかった、弥彦の逆刃刀が収録されていて良かったです。
コミック版・完全版を持っていない為、特別編(番外編?)が完全版と同じく収録されているのか不明です。
1巻
特別編1 るろうに
2巻
特別編2 るろうに
6巻
特別編3 戦国の三日月
14巻
特別編4 弥彦の逆刃刀
特別編5 春に桜
の5話が収録されています。
また、特別編1と2のタイトルは同じですが…同じ話では、ありません。
るろうに剣心-明治剣客浪漫譚- 星霜編 ~特別版~ [DVD]
凄い。凄すぎる。正直、よくこれほどの話を作ることが出来たものだと思う。「るろうに剣心」という作品の枠組みをはみ出すことなく、追憶編からの流れも汲みつつ、これだけ高いレベルのストーリーを作り上げた監督と脚本家には、ただただ脱帽である。もちろん作画、音響、声優の演技など何処を取り上げても最高と言わざるを得ない。
ただ、この作品をこれから観よう、観てみたいと思っている人にあらかじめ分かっていてもらいたいことは、この話は「原作の続き」だと考えるべきではないということだ。この作品は追憶編の続編として制作されたため、登場人物は原作と全く変わり無いが、その雰囲気は原作とは多少異なったものになっている。そのため、追憶編と同様に、原作と少し距離を置いた視点で観ることをお勧めする。
追憶編は自分も、カスタマー・レビューでも多くの人が書いているように、最高傑作だと思う。でも、星霜編がそれに劣っているかというと決してそんなことはないし、ストーリーの「深さ」でいうなら、むしろ越えていると思う。
ちなみに、特別版は通常版の上巻と下巻がセットになっていて、その上、通常版との幾つかの違いがある。一つ目はストーリーの中盤に挿入された新作パート。二つ目は新しく特別版仕様として再構築されたサウンド・エフェクト及び音楽演出。そしてエンドロールでの台詞が無くなったということ。この三つの違いが有るおかげで、通常版では悲しげな印象が強かった星霜編とは、また違った印象を抱くことになるだろう。
この作品は(追憶編もそうだが)、るろうに剣心ファンだけでなく、普通の映画好きの人が観てもその素晴らしさと美しさに納得せざるを得ないだろう。特に、観ようかどうか迷っている人には絶対に観て欲しいと思う。アニメとしてはもちろん、映画としてみても間違いなく名作と言える作品だ。
るろうに剣心 14 ─明治剣客浪漫譚─ (集英社文庫 わ 14-16)
るろうに剣心を最後まで読むことが出来てよかったです。
剣心の抱いた結論は、どこまでも苦しむ人生の生き方であるとは思うけど、
剣心らしい結論であったと思います。
アナザーのストーリーとして、OVAの星霜編のような結末を迎える可能性もあるけれども、
この漫画の中では穏やかな戦いとなっていくんだろうな、と思いました。
なにはともあれ、ずいぶん古い作品でしたが、ここまで付き合うことが出来てよかったです。
もうアラサーの自分と、当時、ジャンプ読者の中学生だった自分では、こうも作品に対する考え方が違っていたとは。
そういう意味でも、この漫画を読む年と経験によって、読み手の印象がどこまでも違うんですね。
今10代の読者も、当時10代だった読者にもオススメです。
和月先生、面白い漫画をありがとう