書行無常
藤原 新也 「書行無常」 変形本
藤原という人はいつも何かに向かっている。今回の本のメインは書と写真と言葉だろう。
写真集と見まごうばかりの写真の量も愉しい。
あまり種明かししてしまうと読者が考えてしまうので敢えて三点をここでは
皆様にお知らせしたい。
ひとつは52kgの女性の髪を筆にして自身の体に彼女をククリツケて書を書いたところ。
この人人じゃない!!なんてあまり驚かないわたくしも藤原のやりそうな事だなとは思っていたが
実際にやったところをまずご覧ください。
ふたつめは表紙裏のモノクロームのある世界の崩壊と月だ。これは被災地の夜に余りにも
悲惨な大地の崩壊をみながら、月は今夜も何事も無いように美しく昇ってくるその何も言わない
心に響く哀しみは是非ご覧になって欲しいと願います。
みっつめは私事なのですがインドはひとつのあこがれでした。たとえ水が傍に行くとにおったり
路が都会で育ったわたくしには見たことの無いくらい汚れていても。まだ行きたいとおもっていました。
しかし。広々とした大地とガンジスの河は私にはあの津波を思い出させました。TVで見てもYOUTUBEで見ても
なんとも形容できない
それは凄い天の怒り宇宙の終わりのようでした。それを見たときインドの憧れは消えてしまいました。
河のそこには何百年の骨がぞろぞろとうごめいている。あのリアス式海岸に何千もの方がまだ見つからない。
ただ哀しみがポツンとありました。
裏表紙なかのモノクロームの藤原新也の様子を見ますとまだまだ先と闘うんだなとかんじられました。
この一冊はいろいろなものがまざっていますが藤原が解説のように分かりやすい言葉で説明?されています。
是非 この一冊「書行無常」をお読みください。
推薦いたします。
Pen (ペン) 2011年 11/15号 [雑誌]
Mr.Childrenのアルバム「HOME」や「SUPERMARKET FANTASY」などのアートディレクション(CDジャケットやプロモーションビデオ)をはじめ、震災後に注目を集めたサントリーの「見上げてごらん夜の星を」のCM、映画「空気人形」のグラフィックなど、聞いたらきっと「あっ!」と思い出す作品を作り続ける新世代を代表するクリエイター、森本千絵さんの特集が60ページ以上にわたって展開されています。さすがペン、思い切りがいいです。
一冊読むと、森本さんの作品の魅力、そして森本さん自身の魅力も十分に伝わってきます。
生い立ちを振り返る企画からは、家族の皆さんが少女・千絵の想像力・創造力を広げていたことを知りました。だっておもらしした時におじいちゃんが7色7枚のパンツを買ってあげて、それでおもらししなくなったってすごいですよ。
また森本さんが立ち上げた会社goen。のスタッフやインテリアを紹介する企画では、すごく楽しそうに自由そうに大変な仕事をやりがいを持ってやってらっしゃる雰囲気が感じられました。
興味深かったのは、森本さんの学生時代の作品も紹介されていたことです。
とくに博報堂の採用試験で出したというオブジェには度肝を抜かれました。
発想の枠を越える、とよく言われるセリフの具現化でした、まさに。
表紙もそうですけど、森本さんは笑顔がとても素敵な印象を受けました。
その優しくて楽しい暖かなイメージが作品にも反映されているのだと思います。
Mr.Children詩集「優しい歌」
特に『終わりなき旅』などの詩は、挑戦という事を忘れてしまった自分に、新たな息吹を与えてくれ、新しい一歩を踏み出しました。今、その挑戦に対してよい結果はでてませんが、人生という長いスパンでみるとよかったのではないかと思っております。
みなさん、クリスマスのプレゼントにこれを送って、愛を深めながらクリスマスを過ごすということも、よいのではないでしょうか?
ただいい物を食べて、高価なものを送るだけが、クリスマスではありません。
もう一度、つきあった当初のういういしい頃に戻れるかもしれませんよ。