ここはグリーン・ウッド (第3巻) (白泉社文庫)
けっこう古い漫画ですが、せっかく文庫になったので
集め始めました。
3巻は、なんといっても、忍と光流が初めて出会った頃の
お話が入ってます。忍ファンとしては、最高の一冊です。
スカちゃんと一緒の時には見られない、忍の一面が見られ
ます。光流もいい奴で、更に好きになりました。
本当に青春だなー。
現在青春真っ只中な人にも、おすすめですが、
それを通り越した人でも、心の温まる幸せを感じられる
本になると思います。
ここはグリーン・ウッド (第1巻) (白泉社文庫)
緑林寮、通称グリーン・ウッド。
兄の嫁であるお義姉さんを好きになってしまったという
かな〜り不幸な少年蓮川やっくんを中心に
この物語は進みます。
その不幸な少年をさらに不幸のどん底へと突き落とすのは
男の癖に長くて美しい髪、可愛らしい外見とは裏腹に男らしい
ルームメイトの如月瞬。
隣の部屋には生徒会長で寮内で一番怖い人と言われている
手塚忍先輩。
やっかいな連中の親玉である美少年
鉄の面の皮をもつガキ大将のような池田光流寮長!!
他にも幽霊、病弱なアイドル、レ○、思い込みの激しい少女
などなど愛すべき連中が此処にいます。
永遠に続くと錯覚してしまうようなドタバタな生活に
どっぷりとはまってください。
ここはグリーン・ウッド (第6巻) (白泉社文庫)
男子校の寮を舞台にした青春マンガです。
メインの4人それぞれに屈折と葛藤を抱えています。
(瞬はあまり屈託がないですが。。)
最終巻ということで登場人物それぞれの成長が見られます。
初恋では思いがつげられないまま失恋してしまった一也は
紆余曲折の末二度目の恋で思いを伝え
弟を甘やかすことしかできなかった瞬は
間違ったときには叱るようになり(小さいな。。)
何よりも大切な家族からの独立をはかる光流は
家族にそれを伝え
ほしくないものばかり集めて自分の本当の願いを口にできなかった忍は
初めてその願いを言葉にします
男子校、男子寮への憧れを膨らませてくれるマンガですが、
痛みも成長も織り込まれた内容になっています。
是非全巻通しで読んでほしいです。
はまります!
魔法使いの娘 (8) (WINGS COMICS)
この漫画、普通に最初のうちは読んでいたんですが、親の話が出てきたあたりから、なんだかきな臭い匂いが漂っていたのにちょっと驚いていました。
全てを持っているがゆえに何にも執着しない父親、全てを「やり直せる」ゆえに何も「大切にしない」父親、その存在に全面的に守られていた、全ての「過去」から守られていた、遠ざけられていた自分の環境や位置や状況を知った娘が、その父親の呪縛――それは父親の呪縛でもある――に気がつき、そこから逃げず、立ち向かう姿に、「あー、だから『魔法使いの娘』だったのか!」と実感する次第。伏線の回収の見事さに背筋がぞくぞくします。
そういえばここまできっちりと続いている長編連載って、出世作「ここはグリーンウッド」以来じゃないんでしょうか…?
最後にいったいどうするんだろう、と見守っていた読者として、最後の最後で彼女が下した、非常に本能的で原始的な、そして一番大事な態度には、彼女の人間としての強さをしみじみと感じました。
表紙の絵が途中から、初音+大人の組み合わせになっているのも興味深い。(最初は逆なので)
これは凄い。是非もっと多くの人が評価してほしい。
続編が続いているのがちょっと嬉しいw
ここはグリーン・ウッド (第2巻) (白泉社文庫)
このマンガを知った時にはすでに連載は終了していましたが、すぐにハマッてしまった。特に登場人物たちの奇人変人ぶりと主人公スカちゃんの不運ぶり(失礼)が面白すぎ! CD、ラジオ、OVAなど他のメディアへの進出も目覚しく、しかもそのどれをとっても面白いんだよね~。最終巻では、過去の戦争についてのお話も1つあったりと、作者、結構まじめな人なのでは? と思ってまったり。たぶん那須先生のバックボーン的な部分から自然に出てきた話なのでしょう。
部屋にマンガはたくさんありますが、本気で一生手放せないマンガの1つです。あとね、不運な友人を見て、《スカちゃん》とか命名したらあかへんよ?