二百万歩のほとけ道 熟年夫婦が歩いた四国遍路
四国八十八ヶ所とは、文字通り弘法大師ゆかりの八十八ヶ所の寺院を意味するが、それらは単に一つひとつの「点」であり、その本当の素晴らしさは八十八ヶ所の寺院を結ぶ「線」である遍路道上にある。熟年夫婦が二百万歩に及ぶ遍路道を野宿を繰り返し、全路を歩き通し得たもの。それは「現代の人間が失いつつある優しさ」が満ち溢れる住民の姿だった。本書にはそれら住民との心温まる交流の場面が、数多く紹介されている。
テレビ時代劇主題歌コレクション
大好きな『江戸特捜指令』の主題歌「明日への旅人」が入っているので、こりゃ是非買わねばならぬ、と思ったわけです。CD化されているとは知りませんでした。感激です。楽曲解説によると、歌い手の清水京子さん、兵庫県西宮市出身なのですね。お隣の町じゃないですか! ますます親しみを覚えました。
『座頭市物語』主題歌「おてんとさん」も懐かしい。子供の頃よく耳にしましたが、今聴き直してみると、実に味わいのある名曲です。郷愁を感じると同時に、遠く眠っていた潜在意識を呼び覚まされる気がします。
春日八郎の「新撰組の旗は行く」は、父がよく口ずさんでいました。子供心に覚えていますよ。それから……、おぉッ!『おしどり右京捕物車』、そういやぁこんな時代劇あったなぁ! 『木枯し紋次郎』の、ナレーション入り主題歌も良いですねぇ!
普段は忘れていたけれど、旧き良きレコードの時代の歌心、その“誠意”を改めて実感しました。