ノッティングヒルの恋人 [DVD]
この映画を観て、ヒュー・グラントのファンになったし、ジュリア・ロバーツの美しさと演技力も見直してしまいました。
恋愛映画としては、甘くなりすぎずコメディー的な要素もありで、脚本が面白くすごく楽しいです。使われている音楽もよくて、サントラ版も公開時に、夫と映画館で観てから買ってしまいました。
エルビス・コステロの「She」が泣けてきます。当時、ノッティング・ヒルの場所自体がものすごく人気が出て、世界中から観光客がやってきましたね。
この後、恋愛映画の中でのヒュー・グラントはちょっと似たような役どころが多くなって、がっかりしましたが、
「アバウト ア ボーイ」の時は良かったです。
この映画は、場所をイギリスに移した「ローマの休日」の現代版ですね?
最近のハリウッド女優は、映画館の大スクリーンに耐えられるだけの、美しさを持った女優は少なくなってきましたが、ジュリアは綺麗でしたよ。
エンディングに流れる「She」には、感動します。
ジェイン・オースティン・コレクション ノーサンガー・アベイ [DVD]
18世紀末、19世紀初頭の英国の上流、中流階級について、現代の日本人には理解するのが難しいことが多いのだけれど、本で想像するだけではなく、風俗や生活習慣について、映像で見られることは大変有益だ。見たことが無いことは、想像できないから。バースの社交場がどんなものか、ダンスとはどんな踊りだったのか(ウィーンのワルツとは結構違う)、誰かに紹介してもらうとはどんなことなのか、などなど、本で読んだだけでは分からないことが映像だと情報量が多くて役に立つ。召使無しで、公共の馬車に乗せられることが「無礼」とされているが、上流から見れば、大衆と同じ車に乗るのは考えられないことだから、ひどい仕打ちということなのだが、やはり映像で見ると、分かりやすく、楽しい。
原作の最後の部分が駆け足で、端折られているのが残念。原作では大事なところだと思うのだけれど。
しかし、原作の笑える部分は特に強調されていて、見ていて笑いっぱなしで、楽しい。良く出来たドラマになっているので、見て損は無いと思う。