奇鋼仙女ロウラン - いろは詩
ロウランのアニメ自体はあまり知られてない気がしますが、オープニングとエンディングの音楽は本当に最高です!
中国楽器の胡弓かな~と思うんですが、その音色が本当に素敵です。
「いろは詩」、「覚醒」どちらもロウランの不思議な世界感が出ていると思います。
「いろは詩」は歌詞の頭文字をとっていくと「あかさたな~」となるのです!
その歌詞がまたなんとも言えず素敵です☆
オフヴォーカルバージョンもあって普通の音楽としても十分素敵です。
「覚醒」も本当にいい曲だと思います☆
中国っぽい音楽が好きな人にはかなりオススメです!!
講談社版 新シルクロード 歴史と人物〈第13巻〉楼蘭 さまよえる探検家たち―ヘディン、スタイン、よみがえる古代王国 (講談社DVD BOOK)
NHKでは小河墓なるお墓の発掘ドキュメントだったけど、この本は、楼蘭に魅せられ探検した人々のドラマを描いている。読んでようやくNHKが放送した内容のすごさがわかった。
そもそも、小河墓って全然知らなかったし。
1900年代の頭にこの地域を冒険したヘディンの記録映像がたっぷり入っているのはびっくりした。あの時代、いったいどうやって探検したのかが、リアルに伝わってくる。
楼蘭王国―ロプ・ノール湖畔の四千年 (中公新書)
楼蘭といえばシルクロード。
そんなすり込まれたイメージがある。
某放送局の「シルクロード」は中国との協力で制作していたし、そもそも楼蘭のあった地は現在は中国領、加えて言えば「楼蘭」という名称も漢字表記。こういったイメージは楼蘭を中国文明と深く繋げて考えさせてしまう。
しかし、これも有名な「楼蘭の美女」。
金髪のインド・ヨーロッパ系の女性であることは少しでもこういったことに興味がある人は知っているはず。
さらに木簡といえば漢文資料というイメージが強いが、実は西域からはスタイン始めカローシュティー資料も多数収集されている。
実は西域は中国文明の外の世界であったのであるが、世間では「シルクロード」のイメージが強く、実態はあまり知られていない。
さまよえる湖に関するプルジェヴァルスキーからヘディンまでの論争、ロプノール地域の多数の城塞・都市のいずれが王国の首都であるか、湖の移動と都市の移動、ミイラの様式と民族など古典的命題から新しい課題まで楼蘭に関する重要な論点を丁寧にわかりやすく著述している。
また、ガンダーラ語文書の解読もこの手の新書ではあまり見ないもので、西域でどのような文化が栄えていたかを考えるうえで非常に参考になるものである。
西域は我々のイメージの通り、文明と民族の十字路である。
これまでは西域については学問的水準の問題もあってだが、中国文明からの視点で紹介されることが多かった。しかし、西域は、中国文明はその有力勢力であるとはいえ、土着・外来を含め多くの文明と民族交わる地であった。イスラム・トルコ・中国といった現在の西域に色濃く根付く勢力の到来以前の土着の文化や民族を探るこの書の試みによって西域の多様性がさらに鮮やかに蘇ることになるだろう。