コーヒー・ブレイク・ジャズ
デジタル配信サイトで大ブレイクした(らしい)コンピのCD化。 配信限定の頃にCDにならないかな、と期待していましたがその通りになってくれました。
ベスト版ではないので自分の知らない曲やミュージシャンの名前が並んでますが、きっちりジャズの曲が入ってます。
…まあ、ジャズと言ってもスイングからビッグバンドからいろいろありますからね。
一息つきたい時にはいいアルバムだと思いますよ。
Headhunters
一曲目、地を這う様なぶっとい単音シンベで始まるわけですが、
それに地道にちょっとずつ ネットリと音を重ねて行く1曲目前半のミニマリズムは鳥肌物です。
そして後で入ってくるソロパーツがとてつもなく圧巻で、本当に別の世界に誘ってくれます。
気持ち良くてカッコイイ。
全曲かなりのクオリティです。
間違いなくカッコイイので聞いた事のない方は是非お試し下さい。
逆に聞かないと本当に損をします。
本当ですw
リヴァー~ジョニ・ミッチェルへのオマージュ
グラミー賞で一気に話題となったCDだと思いますが、いろいろな歌手を抜擢していながら、結局はハンコックのピアノが凝結されている。
ハンコックの名曲にはいつも凄いソロが必ず入っていますが、本CDでは凄いソロは無いかもしれません。
むしろ、ハンコック・ショーターのリリシズムが凝集されたアルバムと思います。
リバーという曲、最高です。
歌とピアノ、ギター、サックス、ベース、ドラムス
まあ当然かもしれません。ハンコックとショーター。
この異次元のユニットの上で歌える歌手は
ほんと幸せだと思います。
ハービー・ハンコック・トリオ '81
やはり指が長いのか。パキパキしたピアノ弾きますね。ファンク路線よりもこういうオーソドックスなやつのほうがいいすねえええ。20年以上前ですか、これも。モンスターが評判よくなかったから、原点に帰ったのかな。ロンカーターもトニーウイリアムスもやっぱりこのフォーマットがはまるなああ。パーカッシブな演奏がかなりいけています。やっぱしこういうメインストリームがジャストフィットだ。リリカルな部分はきちんと情感入ってるし。トニーのブラシはやっぱし神業。
V.S.O.P.みたいなのまたやってほしいなあああ。
10点中8点
ハービー・ハンコック&フレンズ~ジャズ・イン・ミュンヘン・シリーズ~ [DVD]
Herbie&Breckerファンです。彼らのDVDはあまり出てないので、なにげに買い込みました。 ブレッカーまだ髪の毛あります(笑)。 淡々と抑え気味のソロ、内なる狂気を感じさせて鳥肌ものです。 マクファーリンのヴォーカルは、とても楽しい。 そして、2台のベーゼンドルファーでHerbieの演奏というか、自己との対話。 この時代は自動演奏ソフトやシーケンサー記録に重ねあわせという技法の走りだったように思います。 ここでは、純正初期型IBM PC(!)が片方のpfを担当します。 演奏は極めてテンション高いです。 初めの吹き込みに対して、その後の重ねあわせ演奏は、最初にこんなことまで考えてたのかぃ!ってツッコむほど舌を巻きます。 どちらも収録されてるのが思考過程まで判って秀逸。 ブレッカーのソロ展開にしても、ハービーにしてもどんな頭してんのやら、私らアマチュアには太刀打ちできましぇん。 で、このDVDは歴史的にも面白く、お勧めですぅ。