ストレイト・ストーリー [DVD]
目が悪くて、車の運転もできず、杖が2本ないと歩けないじーさんが、
病気で倒れた兄のところまで、数百キロの道のりを園芸用のトラクターで
ひとりで旅するおはなし旅の途中で、いろんな普通の人たちがでてきて、
いくつも温かい言葉がでてくる
それぞれのコメントはその人それぞれの人生の点景でしかないけれども
それぞれの人生そのものであって、とても素敵である
きっと見た人によって、響いたセリフはそれぞれ違うだろう
たくさんの人がでてきたけれども、その一人一人の表情がよく浮かぶ
自転車ツーリングレースの会場で、車椅子自転車にのった青年の顔まで
きっとまた、何度か見るでしょう
映画をみていて、無性に、止めたタバコを吸いたくなった。
錯覚の科学
本書は、様々な実例を挙げながら、人間のもつ錯覚について詳細に解説している。
本書によれば、錯覚には7種類あるという。
すなわち、注意、記憶、自信、知識、経験、原因、可能性である。
いずれも、人間は常に客観的であるという我々の思い込みをことごとく打ち砕く事例ばかりである。
また、多くの俗説が科学的な根拠もなく一般に信じられている根拠も探る。
それぞれ章立てごとに詳細に解説している。
有名なゴリラの実験。
他人の記憶を自分の記憶にしてしまう情報源記憶のミス。
9.11のフラッシュバルブ記憶のミス。
クイズの回答の際ペアの方が正答率は変わらないものの自信率が高くなる。
自信ある医師が必ずしも名医ではない。
株の取引を頻繁に行う投資家よりもめったにしない投資家の方が手数料や税金を考えると儲けは多い。
相関関係は因果関係とは違うのにあたかも原因であるかのように報道される多くの事例〜ビジョナリーカンパニーに挙げられた企業は 成功した会社だけの実例を取り上げる誤りである。
われわれに多く見られるのが自分の都合のいいように原因を推理する点にある。
多くの追試でもその効果が見られない「モーツアルト」効果とは、黙って坐っているあるいはリラックスすることが頭を悪くした原因で、そもそもモーツァルトを聞いても頭は良くならない。
などなど
本書を読み進むうちに、合理的でない人間という存在が浮かび上がり、どこか暗い気持ちになってしまうが、そこは最終章で補足している。
〜日常的な錯覚について知ること、自分の認知能力をトレーニングで鍛えること、そしてテクノロジーに期待すること。
ただこれらいずれも根本的な解決にはならない。
そう言う意味では、本書は人間の持つ不合理さを見つめ直すよい機会を与えてくれる。
ゼノサーガエピソード1 力への意志 オフィシャル設定資料集
個人的にはキャラデザ等の絵が見たかったのですが、この本は設定画の本ではないようです。
資料としては読む気が失せるほど小さい字が並んでいます。
読んではいないがなんかすごいことが書いてありそうです……。
絵コンテやインタビューなどまで載っています。
個人的に一部カットしてでも、設定画を増やしてほしかったです。
欲を言えば、CG画ではなくイラストの方をもっと増やしてほしい。
この本の一番すごいとこは表紙のゾハルのレリーフなのかもしれない。
とにかく、装丁がすごい豪華です!
これだけ、豪華ならぜひ手元に置いておきたくなるでしょう。たぶん。