夏目友人帳 (1) (花とゆめCOMICS (2842))
この物語の主人公は、 早くに両親を亡くし、
何故だか妖怪が見えてしまう体質で、
そのため周りから
「少し変な奴」と思われています。
だけど、だからと言って友達がいないわけではなく、悪く思われているわけでもなく、
本当の子供のように良くしてくれる家族もいます。
なので、「ひどく可哀想」な訳ではないと、私は思ったのですが、
それでも、人よりも深い寂しさや、孤独の不安を知っているから、
「つながりを持ってやりたい」と言う理由で、
面倒事の原因である祖母の遺品「友人帳」を手放そうとしなかったり、
何の義理もないはずの妖怪のために
一生懸命になったりできるのだと思います。
この本は、読み終えたあと、少し切なくなります。
中には、私は泣いてしまった話もありました。
だけどそれは、悲しいからというわけではなく、感動というのとも少し違う感じがします。不思議です。
私は、個人的には
第3話が好きです。
「恐いのは同じ
最初の一歩
痛みをともなう交流も
得がたい絆を結ぶのも。」
私は、この作品の、やさしさと、あたたかさと、切なさが 大好きです。
私にとっては、自信を持っておすすめできる本です。
あかく咲く声 第1巻 (白泉社文庫 み 4-1)
赤い背表紙だった単行本「あかく咲く声」が絶版されて何年たったのでしょうか。
文庫化版を購入し思ったことは
“ああこれでボロボロになるのを気にしなくていい、繰り返し読める!”と言う嬉しさ。
文庫化され変ったことは以下の部分です。
・4分の1スペースが手書きから打ち直しに(内容は当時のもの)
・3巻単行本が2巻の文庫本に収録
・表紙
・単行本「あかく咲く声」に収録されていたデビュー以来の短編のカット
・当時を振り返った現在の作者のあとがきに変更
人として余分な能力「聞いた人を言うままに従わせてしまう声」をもった少年に
恋をした。近づけない人にどうしたら傍にいける?
こんなとまどいを乗り越えて、勇気をもって接していく少女の話です。
警察に協力することでしか、自分の声の存在意義を見出せない…
人を亡くすことに恐れつつも、近づきたい人ができた少年の話です。
悪意や哀しさを感じさせる事件と、それぞれを大切に思う知人。
そして草や花情緒的な背景に縁取られた、辛島君と国府さんのきらめきに、
再び触れられてうれしい単行本出版でした。
テイルズオブデスティニー2 第1巻
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夏目友人帳 11 (花とゆめCOMICS)
"人"と少しずつ積極的に関わろうとする夏目の変化が伺える11巻。
読み終わったあと暖かい何かが残る素敵な1冊です。
「封じてあるもの」
妖を見ないヒトであるタキの祖父に心を寄せるタキの生家の妖怪たち、
"妖を見る"力を奇異の目で見ない友人、タキと田沼が夏目に思うこと
個人的にはタキの
「事情を知っていればわかるんだわ」
「出会ってしまうってことでもあるのね」
にぐっときました。
「遠き家路」
11巻目にして初めて話に出てきた夏目の両親と生家の話
記憶の断片が残る、生まれ育った家と、
一時期、幼い自分を招き入れてくれた親戚の家と、
心優しい養父母のいる藤原家。
友人と、3つの「家」と「帰る」場所。
帰ろうと思える場所があるという幸い。
アニメの3期目が決定したそうで、そちらの続きも楽しみです。