CROSSOVER JAPAN '03 [DVD]
1年前のよみうりランドでの感動が蘇りました。ASAYAKEからBLUE LAGOONまであっという間でした。この素晴らしいイベントに参加できたことに加え、こうして再び見ることができて幸せです!
ひこうき雲
私は十代なのでユーミンの曲などほとんど知りませんでした。
1年前レンタル屋でみつけた松任谷由実のベスト版。ベストだし聴いてみるか、と思ったらそれからもうユーミンにはまってしまいました。
最初から順にアルバム聴いていこうと思い、このアルバムを聴きました。
もう感動です。かなり昔のアルバムですがまったく古臭くなくて新鮮で驚きました。一曲一曲どれも名曲ばかりです。こんなに詰った中身のアルバムを聴くのは初めてでした。
中でも「雨の街を」、「ひこうき雲」はかなりオススメです。初めて聴いたときは身震いしてしまいました。
数多いユーミンのアルバムの中でも最高峰ではないでしょうか。
基本ケースで学ぶ地域経済学 (有斐閣ブックス)
決まった数理モデルを事例に当てはめていく一般的な地域経済の教科書と違う、欧米で流行する理論の紹介にとどまるテキストとも違う。日本の地域研究およびその海外事例への応用、さまざまな基本事例から学びつつ地域経済や現代政治経済の先行理論との格闘を通じて独自の地域経済学を展開しようとしている。章ごとに多少のクオリティの差はあるものの、大変野心的で刺激をうける入門的教科書である。政策分析や統計加工に工夫を凝らしている章もあり、部分的に読み込みたいものもあった。各章末に追記されている研究コーナーでは、著者らも悩み苦しむ地域経済の政策的・理論的課題が提示されており面白い。その解決のヒントがその他の章に秘められていたり、比較・通読することで発見できることもあるだろう。
昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)
本書を通して、日本が先の大戦(対米戦)に至った経緯、特にその開戦年である昭和16年(1941年)に至るまでに何が起こり、誰が何を考えて行動し、真珠湾攻撃に至ってしまったのか、その真実(一定程度は著者のフィルターが掛かっているにせよ)を初めて理解できた気がします。
「総力戦研究所」及びそこでのシミュレーションと、現実の歴史がパラレルに描かれることによって、歴史事実が「止められない(止められなくなった)流れ」として描かれています。
多くの、振り返れば「無謀だった」と片付けられてしまいがちな当時の日本の行動が、「必然・不可避」だった部分と「無謀・失策・怠慢」としか言えなかった部分との様々なバランスの結果として生じていたことも判ります。
本書が著された30年前、昭和50年代の時点ではまだある程度可能だった、当時の若手エリートらへのインタビューも、現在では適わないことでしょう。
全体を通して感じられる、主観を極力抑えた著者の筆致にも好感を持ちました。
また、本書があくまでも「昭和16年(1941年)」という要の年にフォーカスしていることは、合わせて描かれている前後の歴史をも判りやすくしてくれるという効用もあるようです。
個人的には、「日本の意思決定プロセスの欠陥を描く」小説としてよりも、純粋に極めて価値のある歴史書として、本書をすべての日本人にお勧めします。
ただし、文庫化にあたって加えられたという、巻末の「対談・勝間和代」は、興醒めでした。
氏が先の大戦や当時の日本に対して特段の知識や思い入れを持っていないことは明らかであり、そこで一般論としてお手軽に対話する彼女の姿は、本書の重厚な読後感を害するのに十分です。
鉄人28号 白昼の残月 DVD
04年のアニメ版とは登場人物の設定(職業等)が若干異なっています。そこに違和感を感じるかも。ストーリーは少し取って付けたような感じがします。
鉄人28号と敵ロボットのバトルの方は迫力があり圧巻です。が、操縦してるのは正太郎ではなくショウタロウ。ロボット戦以外でもバトルシーンは兄ショウタロウが目立っています。正太郎はあんまり活躍しなく引き立て役な感じです。その為、全体的に何か物足りなさを感じます。