爆笑問題のススメ 作家V.S.爆笑問題!永久保存版 実はこんなトーク・カットしてました。 [DVD]
花村萬月さんの常人離れした感性と、一般的なイイ人っぽい松尾スズキさんの究極のこだわり人生が個人的にはお勧めです!下ネタトークを振られた眞鍋かをりさんもかわいい(笑)見ているうちにカットトークなんて関係なく笑えてあっという間の1時間半ですよ。
ゲルマニウムの夜 デラックス版 [DVD]
「冒涜の限りを尽くす」って書いてるもんだからかなりヴァイオレンスなのかと思ったら
意外と(私的に)大人しめ
『殺し屋1』とかに比べたら、まだまだです。
赦しとは、汚れや罪とは、神とは自分とは何なのか
テーマが素晴らしいだけにもうちょっと掘り下げてほしかった気もするけど、どんなに激しいシーンでも登場人物の佇まいや風景との調和がとても美しくて、ワンカットワンカット丁寧に撮られてるんだなぁ、としみじみ思いました
だから後味が悪くないんです
ぶっちゃけ、非常に周囲で評判が悪いのです
ストーリーがぶつ切れだし、過激なシーンも多いしね
でも私はとても好きな作品なのですよ
もぉ何より、主演の新井浩文が素晴らしいのですよ
混沌と怒りと葛藤を肩や指や目線一つの演技で表現してしまって、感動して手が震えてしまいました
自分の目で見て賛否を判断して欲しい作品です
裂
自分の小説からの引用があったりなど、フィクションと思えぬ内容である。
小説家と表現の本質に迫った作品、とも呼べる。
小説とは何か?
表現とは何か?
才能とは何か?
花村萬月作家デビューから20年弱にして至った境地とも称したい。
小説家目指している多くの人はこの本読んで、
自分の表現者としての才能のなさを自覚して、
「別の職業を探した方がいい」という気分になるかもしれない。
多分、花村さんはそういう意図でこの本を書いたのだろう。
少し性描写がくどいが、それもまたご愛嬌ってところでしょうかね。
ここ最近の萬月さんの本では一番よかった。
自由に至る旅 ―オートバイの魅力・野宿の愉しみ (集英社新書)
本書を単なるバイク旅行のススメとしてだけ読むのはもったいない。
冒頭からいきなり、バイクは「人を殺す道具」だとはっきり宣言しちゃってますが、この宣言が、単なる「旅に出よう」的メッセージに還元できないピリッとした緊張を感じさせます。
自由と死とは紙一重なのかもしれません。だとしたら安全が保障された生ぬるい日常は、「自由」から最も遠いものでしょう。
自由って何だろう、どうしたら手に入れられるの?その自由を得るための最適の道具が著者にとってはバイクです。
なで肩の狐 [DVD]
椎名桔平の格好良さが全編に渡りにじみ出ている作品だ。日本のアクション作品の中では異質な雰囲気がフィルム全体から出ている。椎名桔平が演じる「狐」がさらわれた女を助けに行く非常に単純なストーリーなのだが、冒頭の椎名桔平が放つ台詞、助けた女との会話、ラストシーンでの行動、全てにおいて見ている人間に感傷的に何かを語りかけてくる。私もこの作品の狐のような人生(単純に生き方、考え方が少しだけ似ていた)を送った記憶があるため、見終わって後に何とも言い難い不思議な感傷に浸っていた。だが決して大それた事を言っている訳ではなく、映像の中の枯れ果てた雰囲気やモノクロや淡い青の映像など、日本人が造り出す独特のフィルム・ノワール的造りが、この作品の全ての感情を叩き付けている。私はこの作品を見終わった時、何故か涙が流れてきた。何故なのかは私にも未だに分からない。きっと自分でも認識できない感情の何処かに訴えかける何かがあるのだろうか。これからもこの作品は私の感情の中で生き続ける作品になるだろう。