Songs From Northern Britain
彼らの名を知ったのは音楽を聴いてからではなく、直木賞作家、角田光代さんの「明日はうんと遠くへ行こう」を読んでからである。主人公が、ティーンエイジ・ファンクラブの「スタート・アゲイン」を聴いて、その音楽に押されながら人生を前向きに歩んでいくという場面が最後に何度も出てくる。そんなに、背中を押してくれるような曲なんだろうか、と「スタート・アゲイン」の入ってる曲を探して買ったのがこのアルバム。
うーん、もっとロックバリバリ系かと思ったらものすごく「気持ちよくしてくれる」美しいメロディだった。主人公の真似をするわけではないが、通勤前の電車の中でよく聴いている。ギリギリのところで自分を支えてくれる、そんな不思議な感覚にしてくれる。