優しい時間
最愛の妻を失った父と、その父から母を奪ってしまった息子が和解するまでを描いた作品。倉本聰がこんなに上手くシナリオを書くとは知らなかった。実際に放送されたものは観ていないが、流れるように映像がイメージできるので驚いた。扉の次のページにドラマの写真が載っているが、これに写っている長澤まさみが驚異的に可愛い。彼女が売れたのもよく分かる。
優しい時間 DVD-BOX
"売れている役者を揃えて安易な惚れた腫れたやったやらない"或いは"刺激的な素材を扇情的に心を傷つける""バラエティ紛いの下らないおふざけ"etc...
今、ドラマと言えるものはそんなものばかり、「ドラマは死んだ」と言われて久しい。
かつて「ドラマ」が"生きて"いた頃の、そんなドラマを今一度見たいならこの作品だ。
タイトルからは、ほんわかした癒し系のイメージを感じられるかもしれない。が、このドラマの"優しい"は"厳しい"とセットである。だからこそ"優しい"と言えるのだ。
それは人間関係の描写もそうだし、ドラマを見て「富良野の地」に憧れる視聴者にも凄まじい吹雪の描写となって突きつけられる。それでも尚、そこを越えてこその人と人の繋がりなのかもしれず美しい自然なのかもしれない。
「北の国から」を御覧になっていた方なら周知だろうが、実際に広大な北の大地の空間で、本当の雪が降る中でのドラマが醸し出す"生"な感覚は、他のドラマでは得難い物だ。
作者、倉本聰は言う。「ドラマは東京にしかないのか?」「知識と知恵とどちらが大事か?」
エピソードの幾つかは実際に倉本氏が富良野で体験した出来事が反映されている。そこには「都会では決して体験できない」「知恵に裏打ちされた」ドラマがある。
脚本以外にも、倉本の脚本の"行間"を実に上手く汲んだ演出、それを美しく語る渡辺俊幸の音楽の絶品さ。
賞を総なめにするレギュラー陣の演技の確かさももちろんだが、麿赤児、國村準、余貴美子、山谷初男といった渋みのある脇役陣、確かな存在感と個性を放つ富良野塾OB達、時任三郎、北島三郎、佐々木すみ江、徳重聡等のゲストといった演技陣も得難い味を出している。
観終わった後、心地良さと共に色々と考えされられる物がある作品です。
心を震わせてくれる、そんな作品です。
風のガーデン DVD-BOX
DVDを買うまえに、
HDDに録画したのを何度も見返して、
見るたびに、物語の綾が見え、
「そうか、あのときのセリフはこの伏線だったのか」
ということがしばしばあった。
中井貴一、圧巻でした。
黒木メイサも、よかったし、
神木龍之介はうまいし、
平原綾香もかわいかった。
緒形拳はもう、ほんとに。
とにかく、
どしてこんなに涙腺に触れるのだろう。
この間読んだ、『日本語の学校』という本では、
日本人は、「精神の気高さ」そして「丁寧さ」に
であったときに、感動し、涙を流してしまうものだ、
ということが書いてあった。
そういった意味では「風のガーデン」は、
まさに、人が人に丁寧に相対するドラマだった。
物語もそうだけれど、
北海道の空気の澄んだところや、
道産子のあっけらかんとした明るさも、
ドラマにはよく出ていたと思う。
「北の国から」も好きだったけれど、
倉本總のドラマでは、これがいちばん。
ほかの脚本家のドラマを含めても、
いちばんだ。
優しい五十路の熟女 楠真由美DX (CJ-035) [DVD]
前から、楠真由美さんの
スタイル、顔、声が、大好きです。引退?したと思っていたから、もう新しいDVDは、出ないだろうなぁ〜(泣)と、思っていたので、また発売されて、ちょー嬉しいです!!楠真由美、
最高〜♪