ファミコン 20th アニバーサリーアレンジ サウンドトラックス
どれも一度は遊んだことがあるだろう有名なゲームの代表的な音楽が、9組のアーティストによってアレンジされています。一曲一曲アレンジャーが違うので、似たような雰囲気になることなく、きっとお気に入りのアレンジが見つかるのでは。個人的にはトラック1の「バルーンファイト」が気に入ってます。あのボーナスステージの曲がこんなに化けるとは!と驚いてしまいました。ゲームミュージック9曲でこの値段は高いか安いか、意見がわかれると思いますが、私はこれだけ出す価値はある、と思います。
メトロイドゼロミッションパーフェクトガイド
攻略本を選ぶ際のひとつの基準として、
「ソフトが発売されてからどれくらい間があいているか」というものがあります。
当然、ソフトと同時に発売された攻略本は多くの場合情報の浅さが目に付きます。
また、なかには(同時発売という)納期を最優先した結果
ページが見にくい、そもそも攻略になっていないというお粗末なものもあります。
そんな中、このパーファクトガイドはソフトリリース後まもなく出版されているものの、
見易さや攻略ポイントが少ないページでほどよくまとめられており、
一定のクオリティを持っていると感じました。
全体の流れとしては
●システム解説
●マップ(アイテム配置記載)
●エネミーデータ
●マップ(ミッション順、迷いそうなところをわかるようにしている)
●ミッション解説(上記迷いそうな箇所の各論、攻略のポイント)
という順になっています。
同じマップが2箇所に出てくるため最初は混乱しましたが、
位置づけが理解できるにつれ2箇所に分けてあることに
編集サイドの親切心を感じました。
また、おまけのオリジナルメトロイドのマップ・攻略ポイントが
記載されているのもポイントが高いですね。
他の攻略本は購入しておりませんが、この書籍のみで当方はクリアできました。
アクションが苦手な方でもメトロイドのおもしろさが満喫できるのはないでしょうか。
メトロイドプライムハンターズ (ワンダーライフスペシャル―任天堂公式ガイドブック)
ラスボスが倒せず購入しましたが、肝心の倒し方の情報はイマイチでした。
ま、攻略本なんて、そんなもんです。
それ以外は、しっかり作られているので、途中で行き詰っている方にはお勧め。
METROID Other M(メトロイド アザーエム)
最初に結論を言ってしまえば、実に惜しいゲームです。
名作たる要素はあるのに、何点かの問題点がそれの邪魔をしてしまっていて諸手を挙げて面白いとは言えない…その様な内容です。
………
これまでメトロイドシリーズは、発売する機種ごとに「それを生かしたメトロイド」を作って来たと思います。
この作品も例に漏れず、Wiiのリモコンの機能を生かしたメトロイドと言えるでしょう。
ただ、そこに今回の問題点があります。
アクション、ギミック総じてまあまあのレベルにまとまっており、尚且つある程度メトロイドの世界観を出せているのは確かです。
しかし、売りである視点変更(一人称視点であるサーチングビュー)を生かそうとするあまり、そこに不便さが生じてしまっています。
例えば、物語を進めると、強制サーチングビューになる場面があります。
これは視点移動以外ができなくなって、対象物をロックオンできるまで延々と辺りを見渡すというイベントです。
簡単に進めるものも多くありますが、気付かない場合は全く気付けず、時間を費やす場合もあります。
また、探索モード?の様なものがあります。
これは歩行しかできなくなり、通常の移動よりものろのろとした速度で目標地点まで移動するというものです。
ホラー的演出に一役買っているという面もありますが、総じてもう少し速く移動して欲しくなります。
………
つまり、どう言う事かと言うと、今作はアクションやゲームスタイル自体が、『お手軽&爽快&スタイリッシュ』タイプを基礎としているのに、上に挙げた代表的な問題点や<死に覚えゲー的イベント><飛ばせないムービーイベント>などがそれと相反していて、ゲームを何とも言えないプレイ感にしてしまっているのです。
メトロイドは従来、<死にはしないけど探索に行き詰る>というゲームなので、そう言う意味ではスタイリッシュさが余分という見方もありますが…
アクション面の構成は、悪く言ってしまえば劣化版ベヨネッタとも言えて、緊急回避・反撃・イベントアタックと言えば分かる人には大凡伝わるかと思います。
そう、<難易度が高い>と<理不尽・ユーザビリティの欠如>を取り違ってしまう事は後一歩の名作に良くある事です。
更に細かい問題点を挙げるなら、予算的な側面から来ているであろうクリーチャーの多様性の無さ、物語が主人公の成長物語であるが故に「完全無欠のバウンティハンターではないサムス」と言った点も人によっては目につくでしょう。
決して駄作では無い。
旧作のクリーチャー、キャラクター、BGMの登場、御約束など作品愛も感じられる。
故に…パーフェクトで無かった事がとても惜しく感じられる。その様な作品でした。
もし、続編があれば、これらの問題点をクリアして歴史に残るゲームとなってくれる事を期待します。
GAME SOUND LEGEND シリーズ ファミコン・ミュージック Vol.2
ディスクシステムの名作を彩った珠玉のBGM集。PSG+FM音源が奏でる温かみのある音に、思わずぐっときました。「メトロイド」のアンビエント風のOP曲は今聴いてもカッコいいし、「夢工場」のアレンジヴァージョンも秀逸。個人的に思い入れのある「新鬼ヶ島」のBGMは、何度聴いてもホロリとさせられます。