オチつく家族 (akita essay collection)
こういったエッセイ漫画といった場合、例えば出会いから恋人時代、プロポーズ、結婚…
というように、順を追って”自叙伝”を面白可笑しく描いてあるものが多く、そんなありきたりな
展開を予想しながら手にしたわけですが、、、いやはや、全然間違っておりました。笑
夫婦の出会いなどは時々思い出したように描写があるのみで、本当に夫婦を中心とした家族とフジワラさんの日常が
特にこれといった順序もなにもなく描かれている内容はむしろ新鮮で、夫婦にしてなるべくしてなったのだなと
どうでもいい納得を深めました。
重野さんや藤島さんのファンの方々はもちろん、フジワラさんのファンの方や、とりあえず何か幸せな気持ちに
安心してなれる4コマ漫画をお探しの皆さまにお薦めいたします。
信長の忍び 1 (ジェッツコミックス)
タイトルの通り、信長の忍びになった少女、千鳥(ちどり)が主役の
歴史4コママンガです。1巻では桶狭間の戦いなどが描かれてますが、
笑いあり、シリアスもちょっとありで、何度も読み返してしまいました。
なんといってもキャラクターが魅力。みんな個性たっぷり。特に女性陣!
信長の正室「帰蝶」の天然っぷりはサイコー☆ほかにツンデレねねや、
箱入り娘のお市、もちろん主役の千鳥もとっても可愛い。
男性陣も可愛い。信長のパシリと化してる秀吉もボケボケで可愛いし、
もちろん信長も!超甘党という設定がイカス。「うまいですな、美濃の柿は」と
ぱくぱく食べるシーンは胸キュンです。マムシの道三も思わず「カワイイv」と
ときめいてます(笑)。
信長と帰蝶の出会い、約束のお話はせつなくて、ジーンとしました。
ただいまノリノリの織田家。明るく楽しい4コマです・・・が
本誌ではお市もお嫁に行き、明智光秀も織田家に(ツッコミが気に入られ)仕える
ことになり・・・信長の最期がアレなだけに、これからどうなっていくのかなぁ〜と
心配しつつ、千鳥と織田家の活躍を見守っていきたいです。
信長の忍び 2 (ジェッツコミックス)
2巻ではいよいよ信長が動き始める。
同時に、千鳥も本格的に活躍しはじめることに…なる
はずなのだが、他のキャラも負けてはいない。
美濃攻めという結構重い話のはずなのだが、そこは
やはりコメディだから、信長は落とし穴に落ちるし
千鳥はおねしょの心配をしている。
全然緊張感がない。
でも斉藤龍興を本気でぶっ飛ばし、決めるところは
決める信長がかっこいいと思った。
ちなみに後半はシスコン気味な信長のシーンもあり、
それはそれで人間味ある描写だろう。
お市が嫁いでからの貧乏ゆすりは爆笑ものだった。
明智光秀の無職…もとい放浪生活の話も、笑いつつ
大変勉強になった。
こんなに苦労していた人だとは知らなかった。
キャラが多いため、千鳥の出番が少ない印象を
受けるかもしれないが、話の濃さではやはり千鳥が
一番である。
信長に生き甲斐をもらった、という千鳥の言葉に
ぐっときた。
信長の忍び(4) (ジェッツコミックス)
始めこのマンガを近所の喫茶店で暇つぶしに読みました。一見すると子供向けのような感じを受けますが、読んでみると物凄く奥が深く、面白い。
軽快なテンポ、ほほえましいギャグ、史実に裏打されたストーリー、そして話の間に垣間見える人間の素晴らしさ、などに心惹かれました。その後、本屋で4巻まで全て購入しました。
私は時代小説など今まで数多く読んできました。時代小説や歴史関係の本には、大した内容でもないのに小難しく書かれた本が多くあります。信長に関する本では、この本に一番感銘を受けました。
私は中年のおっさんですが、おっさんでも十分に楽しめます。
信長の忍び 3 (ジェッツコミックス)
今回はギャグ成分が多めだったように思う。
しょっぱなからかなり笑わせてもらった。
松永久秀のキャラが非常に面白いと思うし、
千鳥を手玉にとったつもりで実はとられていた
というのも愉快。
帰蝶との大切なひとときを邪魔されて思わず、
スーパー○イヤ人になる信長も見どころ。
また、今回は斉藤龍興が再登場。彼に降り注ぐ
千鳥の容赦ない突っ込みは必見だ。
後半はややシリアスムードが濃いが、千鳥メインの
話となり、可愛らしさ満載の話が多かった。
命に忠実であり、私心なきその行動が、周囲の
人達を引き付けるんだろう。
千鳥はいつだって、その人の一番欲しい言葉をくれる。