チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ここに収められた2つの協奏曲は、ロシア・ロマン派末期を代表する作品である。当然録音も数多く存在するが、全体的にレベルの高いものが多く、それぞれ個性的な演奏を聴くことができる。この録音は全てロシア出身の演奏家で構成されているが、同じくロシア勢によるものを聞き比べても、面白いかもしれない。
この演奏の第1の特徴は、やはりルディのピアニズム。技巧の確実さはさることながら、幅の広い表現と時折除く愁いを帯びた音にロシア・ピアニズムの特徴がある。特に、チャイコフスキーの第3楽章で、終盤のオクターヴ連打以後が秀逸。そして第2の特徴は、レニングラード・フィルの分厚い中低音。編成は判らないが、チャイコフスキーの冒頭や、ラフマニノフの第1楽章を聴くと、よく堪能できる。また、柔らかな音のストリングスも、ピアノと溶け込んで心地良い。
AVEC TETSUYA KUMAKAWA GRAND PAS DE DEUX~熊川哲也 バレエ名曲セレクション~
各曲を聴きながら既鑑賞演目ならその時の思い出を回想、未鑑賞ならどう云う風に演出されているのか空想する・・・そんな楽しみ方の出来るCDです。
また、「バレエ音楽」としてではなく、単純に「クラシック音楽」として聴く楽しみも出来る。
1枚のCDで聴く側の楽しみ方に幅のあるCDになっていると思います。
ベスト・クラシック100
クラシックはいろいろとツウですけれど、
このCDの選曲がなんとも絶妙で、長さもこのくらいが丁度いい。
抜粋になっている曲もあれば、全曲入っているものもありますし、
音楽を教える仕事柄、これはどんな生徒にでも勧められるアーティストであり、曲が見事にそろっています。
いろんな時代がまざっているので、飽きませんね。
ここをきっかけに、もっと聴いてみたいなと思ってくれたら、
クラシックの輪がぱっと広がりそうです。
久々のヒットです!