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超次元ゲイムネプテューヌ はいすくーる(桜ノ杜ぶんこ) ゲーム業界ネタがソコココにちりばめられていて、知っている人はクスリと笑える内容の本です。
途中で投げ出しちゃったゲーム本編よりも、十分楽しめる本でした。
文章も読みやすいし、この人も他に書いていないのかな?
マイナーレーベルなのに、けっこういい人を揃えてきたのかも。

超次元ゲイム ネプテューヌ+mk2 アートブック (ゲーマガBOOKS) 内容はネプネプmk2から入った人でも十分に楽しめる内容になっています。
ゲームがマルチエンディングということもあり、全てのCGを集めるのが苦の人にはおすすめですが、
ゲームのエンディングを全て見た人にとっては見てて飽き飽きするかもしれません。

書下ろしイラストが3点あり、出来はすばらしいのですが、やはり少ない。
ファンとしては5点は書いてほしかった。

この画集での一番の失敗は、mk2の店舗特典イラストを収録していないということです。
ゲームをやりこんだ人はたくさんいても、店舗特典を網羅している人はほとんどいないと思われます。
私もこの部類の人間だったので、非常に残念でなりません。

逆に言えば残念な点はこれだけしかなく、他はすばらしい内容です。
・ページいっぱいのイラスト
・大量のラフ
・キャラクター一人ひとりの繊細な設定、初期案
・つなこのインタビュー
・ベールの幻のイラスト
・4コマ漫画
など他にも色々な内容があり、ファンなら十分に楽しめること間違いなしです。

裸の十九才 [DVD] 実際に起きた事件(1968〜69年)をすぐさま映画の題材として取り上げるなど、まだまだこの当時(1970年)の日本映画界には冒険心と活気があったと言えますし、低予算の独立プロ映画でありながら、付け焼刃のやっつけ仕事感がまるで無いなど、さすがに映画撮影所育ちのプロの仕事ぶりは一味もふた味も違うと感じます。
新藤兼人さんの映画は、最前衛のぶっ飛んだ部分と、オーソドックスな古めかしさが同居しているようなところが面白いです。
この映画も、映像だけみると、「最近の若い人が作った映画だ」と言われても納得できてしまうほどの瑞々しさです。新藤さんは黒澤さんと同世代ですが、同年封切りの「どですかでん」での黒澤さんの衰退ぶりを思えば、新藤さんの若々しさはひときわ輝いて見えます。
一方、「青春=故郷=母校=校歌」というなんとも古めかしいスパイスを効かせながら、「親子の情愛の欠如」に事件の解答を求めるあたり、「素材は、とにかく料理してから提供する(素材を、素材のまま放り出さない)」という昔気質の責任感なのでしょうが、「略称連続射殺魔」での足立さんと比べると、やはり古臭いなあと感じてしまいます。最後の面会室での、母親役・乙羽さんの大熱演など、かなり鬱陶しいです。

最も印象的だったのは、車で移動中の主人公(原田さん)が、この時代に多く見られた学生のデモ隊に遭遇して停車を余儀なくされ、「急いでいるのに邪魔しやがって」といった顔で舌打ちする場面。こういう場面をさりげなく挿入するところがいいですね。生活に追われる庶民にとって、天下国家を論じる学生のデモなど、恵まれた子どもの遊び程度に過ぎません。しかしその後すぐに、主人公は、切羽詰った挙句に社会からスポイルされ、犯罪者となって、デモ隊が対峙していた国家から追い詰められる存在となってしまいます。デモ隊を苦々しく思う庶民と、共に立ち上がらない庶民を小バカにするデモ隊。天下国家の為政者たちは、庶民や学生の怒りや焦燥感などどこ吹く風で、下々の分断をせせら笑っています。脱原発を訴える都会の知識人、原発から恩恵を受けている周辺地域の住民たち、この期に及んでもなお利権を守ろうとあの手この手で画策するナントカ村の住人どもの、三者関係にも当てはまる構図です。

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