渡辺香津美アーリー・イヤーズ・ボックス(DVD付)<アンコールプレス>
なつかしの曲と聞いていなかった曲が聴けました。もう30年ぶりの曲もあり、毎日交互にきくことを楽しみにしています。
これから車で楽しみたいと思います
買ってよかった
パブリック・プレッシャー
このアルバムの何が凄いって、それは幸宏のドラムだ。というより79年の幸宏はドラマーとしてピークだと思う。
ギターがカットされたり、シンセが上乗せされたり、拍手がビデオに使い回されたり(By フジテレビ)ズタズタにされたアルバムだが、常にYMOのライブを恰好良くし、説得力を与えたのは幸宏のドラムがあればこそ。全編にエフェクターかかりまくりだが、ここでの最大公約数なのに突っ込み入りまくりのドラムは唯一無比である。必然的にそれしかないというオカズの名演の連続であると同時に「え?これでよいのか?」というくらいもしかしてカバーできるかも度も高いお手本のようなドラムである。後でビデオを見てタムが全廃され、シンドラとスネアだけでリズムを組み立てる幸宏にホレボレとしたものだ。「エンド・オブ・エイジア」のドラムは俳句的ですらある。
後年『フェイカー・ホリック』で初めて本来のライブ音源を聴いても、何故かワクワクしないと思った人は多いはずだ。「コズミック・サーフィン」の間奏で僅かに聞こえる香津美だったからこそYMOの謎度が高まり、YMOを「事件」として感じることができたのではないか。これにCD化の際にボーナス・トラックとか付いていたら買わなかったろう。最初計画された『プレッシャー2』はなくて正解だ。テクノの名作と言える。
「東風」の細野のベースは、実はコピー不能である。難しい。凄い。
(追伸:2007)
やはりギター・カット事件は、別に香津美が教授にケンカを売っていたのではなかったようだ。レコード会社のドロドロしたところの仕業だった。近年のYMO本で判明。
ところで「中野サンプラザ」の音源はどうしたのかな?あるはずだろうが、これも将来的に小出しにするのか、これこそ本人達からストップがかかっているのか。マーシャル・アンプで弾きまくる香津美も見てみたいような気もするが・・・。
ファイナル・コンサート-070328 [DVD]
このDVDの収録日の翌日の追加公演にいってきました。とにかく最後の公演ということで
盛り上がりました。宮本さんの熱い思いが伝わるコンサートでした。コンサートを収録したDVDですが、宮本さんのことを知らない方でもきっと満足できる作品だと思います。ゲスト出演者もまた豪華な方たちばかりです。とにかく買って損はないです。
ONE FOR ALL~tribute to THE BOTTOM LINE N.Y. [DVD]
同名のCDを持っていたので、迷わず購入。
アコースティクギターソロに始まり、HAVANA,MOROCCOと進み、矢野さん、
ラリーさん、マイクさんとのデュオによる演奏に流れ、それぞれに味のある
聞きごた、見ごたえのある演奏となっています。 特にUNICORNでの渋い演奏
には、見入ってしまいました。
全体的に、音質、画質共にも美しくかなりお奨めと思います。
インタビューの中で、全員揃っての演奏は当日が初だったとのことですが
その中でこれだけの演奏ができるとは、驚きのもの(かえってあまりリハー
サルをしないことで、演奏が新鮮になったのかもしれません)。