
ワン・モア・フロム・ザ・ロード<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)
70年代前半最も好きなバンドの1つがこのLYNYRD SKYNYRDでした。そして彼らのアルバムの中でベストがこのアルバムで有ると考えます。勢いも人気的にもピークになろうとする時期のフォックスシアター(GA)でのライブテイクです。本アルバムのテイクの時期が近いことからに内容的には、初来日時のライブ(期待に燃えて3回も聴きに行っちゃいました。)の内容とほぼ同じであったことが思い出されます。特にうなるようなトリプルリードギターが格好良かったですね。80年代後半に再結成され活躍していますが、名曲目白押しですので、この時期にフアンになられた方も是非このアルバムを聴いてみてください。

Second Helping
一作目に続きこの’74年リリースの2作目も、アル・クーパーのプロデュースが光るLynyrdの傑作アルバムです。大ヒットしたSweetHomeAlabamaはじめツボを得た佳作ばかりで、曲作りのうまさを感じます。トリプルギターの迫力はさることながら、コンビネーションの良さはバツグンで、ぶつかりあうことなくシンプルです。ラフでワイルドなサウンドなのにキチンと整理されているところは、RonnieVanZant(Vo)の統率力のなせる技でしょうか。つくづくあの飛行機事故が悔やまれます。トリプルギターの話題の影に隠れがちですが、ピアノのBillyPowellも見逃せません。彼のピアノがLynyrdサウンドに品と知性を加え、さらに質の高いものにしているのは必至です。とにかく、ロックファンを名乗る人は絶対手に入れるべきアルバムです。