ソプラニスタ・ザ・ベスト
男性でありながら、ソプラノの声域ですから際物のイメージがありますが、本当に素晴らしい歌を披露してくれました。音程がしっかりしていて丁寧な歌い方ですし、魅力的な声でした。不思議な香りも感じます。
フジテレビ系連続ドラマの「牡丹と薔薇」の主題歌「涙のアリア」を聴いてファンになった方もおられるでしょう。ヘンデルの「私を泣かせてください」に松本隆の作詞を載せた 「涙のアリア」は、とても情感のたっぷりとした歌い方でよかったです。
劇的なオペラのアリアを聴くと、そのダイナミックな表現力に圧倒されます。特にテノールの「誰も寝てはならぬ」のような華やかなアリアはいいですね。ドラマチックでメリハリがあって聴きやすかったです。このような力強い表現力を求められる曲は相性が良いようでした。
カッチーニの「アヴェ・マリア」も表現力のある魅力的な歌唱で聞き惚れました。敬虔な雰囲気が漂っています。少し哀愁を帯びており、メゾ・ソプラノの声質のように思いましたが、高音域の艶やかさはまさしくソプラノそのものです。
卒業式ソングの第1位「旅立ちの日に」を慈しむように厳粛に歌い上げてくれました。その豊かな体格をいかした声量はどこまでも広がっていくイメージがあります。合唱ヴァージョンですので、卒業式を思い出させるようなとても感動的な演奏でした。
「ヒーリング・ミュージック」のジャンルにもつながる癒しの声を持っているようです。
おニャン子クラブ A面コレクション Vol.2
収録された全14曲全てが、オリコン初登場第1位獲得!、「凄い!」の一言です。
楽曲の仕上がりも素晴しく、今聴いても全然飽きません。
1986年の人気番組「夕やけニャンニャン」の中で、よく唄われてました。
「渚の『 ・・・・・』」、「鏡の中の私」、「不思議な手品のように」、「夏を待てない」など
どれも懐かしく、当時彼女たちの歌を聴いて元気を貰った事を思い出します。
ベスト足跡
1980~94年までにリリースされたアルバム・シングルからヒットナンバーばかりを収録。とんねるずを知る上での『足跡』です。秋元康氏のライナーノーツもユニークで、ここでしか味わえない。以前『うたばん』で石橋さんが、「歌はバイトみたいなもの!」と言っていましたが、「そんな事はないだろ!!」とツッコミを入れられるほど曲に対しての思い入れが感じられる作品なので、初めて聴く方にもお勧めできる一枚ですね。