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グロイザーX BOXセット1 [DVD]  昨年秋よりレンタル版がリリースされ、今回ついにBOXも。いい時代になったものだと思う。原作を担当したのは、マジンガーシリーズの強烈なストーリーのコミカライズを担当していた桜多吾作。一応の主人公は海阪譲だが、真の主人公はヒロインのリタじゃないかと思えるほど、ストーリーはリタの方に比重がある。グロイザーXに乗るリタは、地球を守るために戦っているのではあるが、そのためにはからずもかつての同胞と戦うことになり、「裏切り者」の名を受ける。その心中や察するにあまりある。この設定が、いくつもの名エピソードを生み出した(今回のBOX1では、第7話、第15話など)。飛行形態が通常形態というグロイザーXもユニークで、そのため通常は空中戦がメインというアクションも斬新。惜しむらくは作画のレベルが今ひとつというかふたつ、みっつということで、シナリオががんばっているだけにこれは惜しい。それと、現在、この作品は、どの話数もエンディングのテロップがいっしょというフィルムしか出回っていないようで、正確なスタッフが知りたい身としては残念。今回はちゃんとしたエンディングが収録されていることを祈る。
バイオハザード ディジェネレーション コレクターズ・エディション [DVD] シナリオは、スタッフのやりたいことを詰め込みすぎた印象。
詰め込んだだけで整理がついてないので、なにが本題なのか、どこに集中していいのか分からなくなる。
見せ場の筈のアクションシーンも、昨今の映画の見本市のようなシーン・演出が続くだけ。
極めつけはレオンとアンジェラの薄っぺらくも幼稚なラブロマンス。
あれは必要だったんだろうか?

バイオファンとしては、レオンとクレアの手に汗握るアクションを期待していただけにかなり萎えました。残念だ。
クレアはほとんど戦ってないし、ほぼ脇役扱いだしね。
レオンの顔グラフィックはやたら怖いしね。
もうね。

ただ次へのブリッジや伏線を端々で伺えたので、そこはバイオファンならではの旨みになると思う。
つまりあくまで内輪ネタで盛り上がる感覚の作品なので、ゲームをしないでこの映像を観た人は迷子になること請け合いかと。

来年発表の次回作は、こんな事にならないように一本柱を通してほしい。
アクションならアクション、恋愛なら恋愛、中途半端になるならどちらかに絞ってほしいのが本音。
いやバイオはアクションものなのだから、アクションに重点をおいてほしいのが個人的願望ですがね。

いろいろ納得はいかないが、次への期待は込めて星みっつで。

Caetano Veloso  沢山のミュージシャンと共演しているヴェローゾですが本作は伴奏者なしの
 ギターと歌によるもの。
 オリジナルがほとんどでそれらの曲がさりげなく光っている。
 マイケル・ジャクソンの「ビリージーン」とレノン&マッカートニーの「エレナ・リグビー」を
 メドレーに演奏しているところも興味深い。
 じっくりとヴェローゾの曲を聴きたい時に取り出してみる、そんな有難いアルバムです。

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