高橋留美子劇場 人魚の森4 [DVD]
主人公の勇太、ヒロインの真魚の二人は見た感じはどこでもいる若者に見えるが、年だけは軽く100歳を越した不老不死なのである。
二人は不老不死の肉体から抜け出すべく人魚の肉を求め旅をしている。そこで遭遇する人物は勇太と真魚とは裏腹に不老不死に憧れている。
そういった人物たちは不老不死になるためならば、とたとえ、相手を傷つけても構わないという根を持っている。
これが貪欲というものなのであろう。確かに不老不死になれば肉体は若いまま保てるし、ちょっとやそっとのことでも死なない。人前で私はこー見えても高齢です、と言えば注目を浴びるであろう。
しかし、僕は勇太と真魚以外の人物たちが何故そこまでして不老不死に憧れるのか理解できない。不老不死になるということは生きるということでありこの辛い世の中を一生生きていかねばならない。
勇太と真魚はあることからら不老不死になりこの世の劣悪さなどをいやというほど見てきたから不老不死の肉体から抜け出したいのであろう。その方がいい。
不老不死になったって若さを保てるだけで後は何も得られない。かえって気味が悪い、と見られる。
原作では人魚の肉を食べ不老不死になった子供がいたが、子供で不老不死というのは可愛そうではないだろうか?
不老不死になるくらいならば、きちんと年を取り死ぬ方がいいのではないだろうか?
高橋留美子劇場 人魚の森2 [DVD]
高橋留美子作品ではかなりショッキングなシーンが多かったりするので、小さい子とかにはオススメできませんが、本作は面白いです。
その同時に人類の夢である“不老不死”が果たしていいものなのかを考えさせられます。
高橋留美子劇場オリジナル・サウンドトラック(CCCD)
どちらも、テレビ東京系で放送された高橋留美子先生の作品です。
「高橋留美子劇場」は、DVD-BOXとして近々リリースされますが、現代社会の様々な問題を提議しつつも、ペーソスの中にも面白おかしく楽しめる珠玉の13話となっています。
「人魚の森」は少し前に原作を描かれていたのですが、「高橋留美子劇場」の後番組として大好評放送中です。
これらの作品を支えるミュージックが集大成され、1枚のCDで聴けるのはとても素晴らしいことです。
るーみっくファンだけでなく、たくさんの人にも聴いて欲しいです。
高橋留美子劇場 人魚の森3 [DVD]
食べれば不老長寿になるという言い伝えの“人魚の肉”。しかし実際にそうなれるのは何十年か何百年に1人で、大抵は身体が激しい変化についていけず化け物になるか、死んでしまうかの恐ろしい猛毒。これを悪用してしまう人間のエゴの悲しさを描いたホラーアニメ。
7話「舍利姫」 1度死んでしゃれこうべになったのに蘇らされた少女なつめ。イッちゃってる老父の顏が怖い…。
8話・9話の「最後の顏」 子供は成長して親離れしていくのが正常ですが、子供を縛り付けようとする母親の怖さを描いた話。ずしりと重いホラーです。楳図かずお先生の世界に似てるように個人的に思いました。こんな溺愛ぶりは身の毛がよだちます。老婆が2巻の佐和と同じに見えてしまうのが難点でしょうか…。
どちらも親のエゴゆえの悲劇ですね。
高橋留美子劇場 人魚の森 DVD-BOX
作画は原作離れしてて、後半とか「えw誰?」的な疑惑が出てきますが、個人的には満足です^q^
勇太も原作と比べれば別人のようにイケメソですしwww
原作には勝てませんが、アニメにも良さがたくさん結構あります。
原作ではあまり見られない真魚と勇太の間に、時折出てくる男と女の関係にキュンときます∩^O^∩
オープニングが素晴らしく良い!良すぎてガチで泣きましたwwww←
買おうか迷ってる方は必ず原作に目を通してからをお勧めします。
まあ大体の方はるーみっくファンだと思いますがw