サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法
タイトルに就職せず好きなことだけやって生きていく方法・・などと大袈裟に何か実用書っぽい感じで銘打たれているので、勘違いして本書を手に取る人がいそうですが、内容はそんな方法論がマニュアル的に書いてあるわけではなく(そもそもこんな内容で実用書なんか作れませんよ・・・)、オーケンの今までのサブカル人生を振り返り、創作の秘密なんかも読めるオーケン解体新書みたいな本です。オーケンに興味がなく、タイトルの就職せず好きなことだけやって生きていく方法を知りたい(そんな奴いるのかね・・)!って人には全く面白くありません。完全にターゲット外です。文体からして、書き下ろしではなく、語り起こしのような感じがしますが。今までのエッセイほどは濃い話はなく、軽い一般的なネタが多いですが、相変わらず面白いです。
心の折れたエンジェル
この本の出版に伴って行われた久しぶりのサイン会
それを予測したかのようなまさかの「ぴあ」休刊
こういう偶然って本当にあるんですね
ならば今回のサイン会はオーケンファンに神様がくれたプレゼントだったのかも
(残念なことに私は参加できませんでしたが
唯一オーケンの連載が定期的に読めるぴあ
そして忘れたころに出版されるエッセイ
人生の一つの楽しみでもありました
オーケンを知り
知れば知るほど好きになり
かつて心が折れていた私は
オーケンののた打ち回りながらも必死に生にしがみつく姿に
同情しながらも自身と照らし合わせ
のほほんを心情とする脱力爆笑エッセイのなかから
本当にとてつもないパワーをもらいました
きっとオーケンがいなかったら今の私はいないでしょう
私を含めそういう人は多いのではないでしょうか?
オーケンのあの独特の文章が読めなくなるのは少し寂しいですが
ライブに行けば今まで以上に元気にヌンチャクを振り回すオーケンに会える
そうだ!オーケンはいつだってそこに立っていて私たちに元気をくれるんだ
ありがとうオーケン
あなた私の青春だった
いや
これからもずっとオーケンは私たちの青春だ
U SPIRITS (タツミムック)
ムーとかだけじゃなくて2012年のアセンションや不思議現象のユーフォーとかの専門誌が新しくできるのは、切磋琢磨する意味でもいいかと思います。
私はアセンションと2012年にだけ興味がありましたのでその記事に注目しましたが、
中津川さんは2012年の次元上昇(アセンション)、エハンさんは2012年に区切りがくるとおっしゃっていますので、2012年に言い訳無用の覚悟で発言している(と信じたい)お二人の主張が白眉のように感じました。
エハンさんは「2012年に何も起こらなかったら、私はただのアホということになります」ってどこかでおっしゃってましたが、そんなに簡単に済ませられるものかなあとも思いますが、とりあえずあと2年弱。
何もおきなくても、今後の教訓として私たちは2012年説を忘れないようにしたいと思います
Star Mine Gig スマガ ミニアルバム
スマガメインヒロイン3人のイメージソングがフルVerで収録されています。
他のボーカル曲は全て途中までしか収録されていません。
別に発売されているサウンドトラックの方にフルVerが収録されています。
個人的にミラのテーマ曲「イデアリズム」がお気に入りです。
聞いているだけで、空から大気圏を突き破って宇宙まで飛んでいける気分になれます。
買って聞いて、もっかいスマガ最初からやってみる気になりました。
グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)
本来なら運動系の部活動、さわやかな恋愛などですごすべき高校生活にうまく適応できなかった主人公。
そんな平凡なやつらとは違うんだ!と見下しながらの自意識過剰。
無意味に映画に詳しくなっていくというのもかつての自分を見ているようで苦笑いとともに思い出されます。こういったひねくれた文科系の行動は一定方向に収斂していくのか。
そんな映画の知識は人生でまったく価値のないものなのですが・・・
今だから正直に言っちゃう。かつての自分にぶん殴ってこういってあげたい。
おい、お前青春の過ごし方を間違えてるぞ!と(笑)
青春を昇華できず、後悔を残したまま年をとってしまった人間にはほろ苦い本ですね。