ユリイカ2002年9月号 特集=ブロンテ姉妹 荒野の文学
大学のスクーリングの副教材として指定があったので
購入したのですが、そうでなければ買うことがなかったと思います。
「ブロンテ姉妹」とありますが、主に『ジェーン・エア』と
『嵐が丘』について、さまざまな方の批評が掲載されています。
映画化された『嵐が丘』についてもいくつか取り上げられていますが
私の好きな、ジュリエット・ビノシュ主演の作品についての言及が
なかったのが残念でした。個人的には、あの作品が一番原作の雰囲気を
伝えているような気がしたので。
スケバン刑事 風間三姉妹の逆襲 [DVD]
映画版1作目が,ブームにのって作られたお祭り映画だったのにくらべると,
スケバン刑事を題材にして監督(田中秀夫)が作りたいものを作った感じ。
スケバン刑事シリーズは,大人向けのドラマ(特捜最前線など)を手がけていたスタッフが中心になっていたこともあってか,東映アクションらしいトーンが効いている。
それに加えて監督の学園紛争の時代への思い入れみたいなものがうまくとけあっていて,脚本としての深みは第1作よりずっと上。全体主義のあやうさと若さをテーマにした作品は多いが私はこの作品が一番好きだ。
あか☆ぷろ!!!~明るい三姉妹プロジェクト~ キャラクターCD 第1巻 明井蛍starring松来未祐 編
先に、詳細なレビューが書かれてますので、歌『やきにくハッピー』についてのみ書かせて頂きます。
元気で明るく、本当に焼肉が食べたくなる様なそんな歌です。
何処かの焼肉チェーンに、採用されたって不思議ではない歌だと思いました。
宇宙小説 (講談社文庫)
ムック「We are宇宙兄弟」より小説、エッセイを集めた文庫本です。
宇宙兄弟作者の小山氏はイラストで登場しているのみなので、厳密な内容は宇宙兄弟とは直接会計がない「宇宙」もしくは「兄弟(姉妹)」にまつわる書き物が収録されてます。
まあ、本編とは関係ないんだけど、その関係ないっぷりも「宇宙兄弟」ファンにはちょうど良い読み物といえるかも知れません。
20世紀SF〈5〉1980年代―冬のマーケット (河出文庫)
国内で編纂された、20世紀SFアンソロジー 第5巻
サイバーパンクじゃない80年代SFが多く収録されている。が、読後感がすっきりしない作品集。早川の『80年代SF傑作選』の方が楽しめた。面白かったのは、オースン・スコット・カード「肥育園」、ポール・ディ・フィリポ「系統発生」(次点は、ルディ・ラッカー「宇宙の恍惚」、ガードナー・ドゾワ「調停者」)
■肥育園
三年ぶりに肥満体となったバースが肥育園に戻ってきた。そこは、若く美しい肉体を持つバースのクローンに、一切の記憶を移転し、再生を図る施設であった。しかし、定期的に訪れて若返っていくバースは知らなかった。肥満体の身体がどうなってしまうかということを ・・・ おちは予想がつくけどね
■系統発生
異星人の侵入により、わずかとなった人類の生存者たち。地球環境の再生を断念した彼らは、新しい人類を創りだそうとする。生き延びるために、最高の戦略を持つ生命体として参考にしたの。それは、ウィルスであった。 ・・・ 発想がすばらしい!
その他の作家陣は以下のとおり。
ウィリアム・ギブスン/ブルース・スターリング/グレッグ・ベア/スタン・ドライヤー/マーク・スティーグラー/コニー・ウィリス/イアン・ワトスン/ジェフ・ライマン