歴史が教えるマネーの理論
興味深い歴史的事象を取っ掛かりに
初心者でもすらすら読めるよう書いてはあるが
なかなかどうして、無駄を削ぎ落とされ
ハードな内容の詰まった良書である。
きちんと読みこなすには、経済学史や金融史の
基礎的な知識があった方がいいのだが、
本当に系統だった論理展開がされているので
丁寧に納得しながら読み進めていけば
これ一冊で貨幣理論の考え方の基礎が
身についてしまうのではないだろうか。
冬の幽霊たち [DVD]
映画が始まって...うううん何だこれは。と思った気持ちも
最後には、いつの間にか心があったかく、幽霊たちに親しみ
を覚えてしまうのです。
派手ではないもののなんだかいつまでも忘れられない映画なのです。
OH!Mikey 3rd. [DVD]
アメリカから日本に移住してきたマネキンの家族「フーコンファミリー」のお話。全作から続くマイキーとエミリーとローラの三角関係がさらに加速!そして双子の兄弟トニーとチャールズの母親も双子である事が判明する。
内容的にはこんな感じの話が13話約30分にわたり続くある意味シュールでブラックなDVD。しかし前作1st,2ndを見ていない方には展開が急な面もあるので、もし見ていない方はぜひ前2作をご覧になってから見てください。もともと面白いものが面白さ5割増しでご覧に慣れます。
残念な点は30分という時間の短さ。他のDVDの平均収録時間が1時間30分(位)だと思うのですうが、やはり短すぎて物足りない感が否めません。
天才絵師と幻の生首 半次捕物控 (講談社文庫)
シリーズ物のようですが、この巻で初めて読みました。
地味だなあ、というのが感想です。
主役の半次というのが、どういうキャラがいまいちはっきりわかりません。
ごく普通の地味なおじさんのようです。
地味なおじさんが、快刀乱麻の推理を見せるのか、というと、そうでもなく、単に地道に調べるだけです。
しかし、読み進んでいくと、敵討ちの話があって、半次は調べることすらしません。
つまり、
「地味なおじさんが、ちょっと変わった事件を、単にながめているだけのこともある捕物帖」
ということになります。
今ひとつおもしろみがありませんでした。