TBSテレビ放送50周年 橋田壽賀子作 涙そうそう ~この愛に生きて~ [DVD]
私はこのドラマを観て人との縁の大切さを感じました。人との縁は、ずっと繋がる人も居れば、そうならない人も居る。ある人と出会う事によって自分の人生が変わる事だってある。それくらい人との繋がりは大切なものであるのだと改めて実感したドラマです。
LOVE STORIES III(CCCD)
特に聴きたいのは、ブレッドの「イフ」。番組とマッチした美しいメロディは最高です。TVドラマを知らない若い人にもおすすめです。
現在、この曲を手に入れようと思っても、ほとんど不可能なので、こうしたアルバムはうれしいです。
どこかで聴いたクラシック オペラ・ベスト101
比較的耳に馴染みのある選曲で、価格もリーズナブル、というのは勿論魅力的なのですが、収録曲数の多さも大きなポイントです。
これだけ収録されていればクラシックをあまり聴かれない方でもいくつかはお気に入りの曲が出てくると思います。
しかし何よりの評価ポイントは『夜の女王のアリア』の歌い手がクリスティーナ・ドイテコムであること。
彼女のコロラトゥーラは装飾的な建築様式の天井が広がっていくような非常に優美なもので、初めて聴く『夜の女王のアリア』がドイテコムというのは幸せなことだと思うので文句無しにこの評価です。
KOKIA∞AKIKO~balance~
企画アルバムを除けば「The Voice」以来となるKOKIAの新作です。
世界屈指の透明度を持つ、ヨーロッパ圏で現在活動中の、日本が誇る実力者が今作で表現する世界は、まさに宇宙的広がりを見せる音世界です。「KOKIA∞AKIKO〜Blance」と「AKIKO∞KOKIA〜Blance」二枚でようやく完成される音世界は、KOKIAの音楽史上初の試みであると同時に、
今作のためだけにトレードマークであったロングヘアーをばっさり切り落とした言うあたりから今作にかけた本気さがどれほどのものかを察することができます。
言葉では到底表現できない、アーティスト(芸術家)としての表現力やノンジャンルのすばらしさも遺憾なく発揮されています。
LIVEのKOKIAと言われる所以である、Liveの場で
このような壮大な楽曲郡が今後どのように主張してくるのか、非常に楽しみです。
「KOKIA∞AKIKO〜Blance」
壮大なジャパニーズトラッドの音階と楽器で始まる「花宴」で壮大な幕が上がります。春の訪れの喜びと同時に別れの寂しさを表現した「うす桃色の季節」は涙を誘わせます。
「+sing」はKOKIAの代表曲「The Power of smile」「Dandelion」のように陽だまりのように優しい曲です。
癒し系KOKIAの世間のイメージを大きく脱線する「道化」と「Usaghi」は非常に力強く歌っています。「道化」は長年の封印から解き放たれた曲です。狂気にも似たアレンジと聞き手に訴えかける詞の世界は凄まじい破壊力です。
「Usaghi」は、恐ろしいほどの緊張感漂う情熱的な作品です、津波のごとく攻めてきます。KOKIAの新境地だと思います。
新しい決意の歌詞の素晴らしさと心をうつメロディが染み込んで、涙を誘わせる「夜明け〜rebirth」は、幻想的な曲です。
音楽の起源、言葉の起源を表現したような古代文明を彷彿とさせる神秘的な「ゲマトリア」は、耳ではなくDNAに訴えてくるような作品で、大きな謎を含んだ歌詞、知的な言葉遊びが斬新で衝撃的な傑作です。「調和〜oto」「Follow the nightingale」に並ぶ名曲と思います。
KOKIAの持てる才能全てでKOKIAという音楽を表現した大傑作「星屑のヴォカリーズ」は、KOKIA自身の大切な家族との永遠の別れの悲しみ、追悼の意が込めらています。今回のハイライトのひとつです。心して聴いてください。
全編Englishのみで歌われた「Life goes on」は、その歌詞のとおり「星屑のヴォカリーズ」に続く命の賛歌を歌った曲です。
アルバムに共通したテーマである、KOKIAはなぜ歌を歌うのか?というパーソナルな「戦火の花」は、地球上で起こっている悲しみを知って欲しいという想い、その悲しみと向き合う人たちの為に、歌を送ることしかできないと言うもどかしさが綴られています。ぎっしり魂が込められており、涙を誘わせます。
このアルバムでは一番J-POPよりのなじみがある「この胸の苦しみが愛おしいほどに生きて」では、優しいメロディーと、ストレートな歌詞が音楽の深みを増す曲です。
今回のアルバムのコンセプトになっている「INFINITY」で壮大な幕を閉じます。このまま「AKIKO∞KOKIA〜Blance」へとつながっていく様がわかります。同曲の別バージョンも収録されており、相乗効果を出しています。