特捜最前線 BEST SELECTION BOX Vol.9【初回生産限定】 [DVD]
今回も見ごたえのある作品が盛り込まれている。
高杉刑事の人情味があふれる「傷痕・夜明けに叫ぶ男!」,一足の靴を丹念に追跡していく「窓際警視の靴が泣く!」,犯人の心理状態を叶刑事が体感する「通り魔・あの日に帰りたい!」などがいい。
そして,「特捜」が他のドラマと違うところは,ラストシーンの余韻が残ること。最近のテレビドラマはその辺が欠落している。
「記憶のない毒殺魔!」,「バラの花殺人事件!」,「深夜便の女!」などは,余韻の残るいい作品である。
今回,もっとも感動したのは,「パパの名は吉野竜次!」。吉野刑事のぶっきらぼうな優しさと切なさが話に奥行きを与えており,ラストでの神代課長の一言が作品をうまくまとめている。恥ずかしいが,滂沱の涙を流してしまったものである。
塀の中の中学校 [DVD]
ストーリーはオーソドックスで先は読めてしまう感じなのだけどそのオーソドックスさがリアルな雰囲気を漂わせていて、気がつくとドラマの中に入り込んでいる自分がいました。最後まで見終わったあとのパッケージやメニュー画面の集合写真がこれまた泣けます。最初は生徒目線で見始めたストーリーもなぜか最後はジョーさん演じる教師目線に自分はなっていましたね。渡辺さんや秀治さんの演技はもちろんのこと千原兄さんの演技が味わい深くこれからの「俳優千原せいじ」が楽しみです。あと個人的に特捜最前線の大ファンなので秀治さんが心臓の病気で苦しむ姿を見て船村刑事を連想してしまいました。
駅 STATION [DVD]
この映画は、オリンピックに出場するほどの射撃の腕を持った刑事が、凄惨ないくつかの事件を追う姿をを軸にして展開していきます(底層)。
その過程で起こったさまざまなエピソード(老コーチの殉職、妻との別れ、犯人とその妹との出会い、自分が射殺した犯人の母の慟哭など)のなかで、刑事という仕事の矛盾と疑問を痛々しいまでに胸の中に抱え込んでいく寡黙な一人の男の姿を描いています。そんな胸の苦しみをつかの間忘れさせてくれる、ひとりの女性との出会い。(中層)
そのような痛み・苦しみをやさしく癒すかのように、絶えず降りしきる雪、垂れ込める雲、朝焼けの凍りついた集落、そして舟唄・・・(上層)
台詞の一言一言が胸に染み入る脚本(倉本聰)、登場人物の心情を見事に厳冬の北海道の情景に描写した撮影(木村大作)、その心情・情景に観るものを深くいざなう音楽(宇崎竜童)、監督降旗康夫をはじめとしたスタッフの偏執狂とまでいえるほどの「美しい」映画を撮ろうという意気込みが伝わってくる映画です。
大晦日の夜、お互いの言いようのない孤独を抱えて寄り添う男と女。このシーンには半端じゃなく引き込まれます。健さんと倍賞さんが実際に付き合っているんじゃないかと思わせるほどです。居酒屋のストーブのやかんから立ち上る湯気に包まれて本当に幸せそうに健さんの胸にからだをあずける倍賞さんの後姿。見事としかいようがありません。
社長室はいりません やずやの少数盛栄経営
私はやずやとつきあい始めて17年。
最初の10年は出入りの広告代理店。
この10年は同じ早朝勉強会仲間。
今は仕事のつき合いはないが、
昔、求人広告や会社案内を作成させてもらった。
当時の年商は10億〜30億。
創業から20年は年商数千万円程度だったが、
夫婦40代の時から急成長した。遅咲き。
地方の創業企業としては大成功だ。
ところが1999年、創業者の夫が死んだ。
誰もがヤバイと思った。
創業者が死ぬと大半の中小は終わる。
が、妻と社員と子供達が奇跡の成長を遂げた。
10年でザッと10倍の300〜400億。
いったい、何が起きたのか。
酢が当たったとか通販広告マーケティングがうまいとか、
経営計画書を書いたからとか言われるが、
それも全部該当するが、
この本で新たな理由らしきことを知った。
それは、現会長は、生まれて数週間で母を亡くし、
父も小6で亡くしている。
再婚した育ての母・・とは、これは私の推測だが、
たぶんうまく行かず・・(これは間違いでした)
結果、祖父母に溺愛して育てられた。
つまり、実の両親とは、非常に縁が薄い。
これが強烈なトラウマとなり、
逆に社員やお客、取引先への愛や想いが強い。
矢頭美世子は、人を育てるのが使命天命生きがいという。
それは、昔の自分を救いたいのだ。
トラウマを抱えた、しかし、
前向きに生きる女性におすすめする。
創業者夫婦が初めて語る「やずや」の秘密著者