年収が10倍アップする!フィッシュボーンノート術
「年収が10倍アップする」というのは、あくまでも興味を持ってもらうための宣伝文句に過ぎないわけであって、大げさなタイトルを付けている胡散臭い本なんて巷にいくらでも溢れています。その点について一々「これを読んだからといって年収が10倍になるわけない」と批判するのはナンセンスでしょう。
フィッシュボーンについてですが、使い方によってはものすごく恩恵を受けられるノート術だと思いました。特に資格試験を受けるために膨大な情報を覚えなければいけないという場合には非常に有用です。現に自分もこのノート術を使って勉強していますが、これを使えば無味乾燥とした情報でも割と簡単に頭に入ります。語呂合わせを必死に作る必要もなく、ただフィッシュボーンを書いてしまうだけです。
このノート術が大して使えないと批判する方は、単に使いこなせていないだけのような気がします。確かにこのノート術が向いていない分野もあるとは思いますが、自分なりに工夫すれば幅広く使える方法だと思います。与えられたものに対して自分なりに使いこなす努力もできない人は、おそらくどんな方法であっても上手くはいかないでしょう。
勉強方法は人それぞれでしょうが、今の勉強の仕方に限界を感じている方、もっと効率の良い勉強方法を探している方には最適な方法かもしれません。一度試してみる価値は十二分にあると思います。方法論を知るだけなら10ページもあれば終わってしまうくらいの内容ですが、100ページ読まないといけない方法論よりは遙かに良いのではないでしょうか。自分で試してみるまでは半信半疑でしたが、今まで試したノート術の中では最も簡単かつ有用なノート術でした。
Crazy Glue
85年デビュー、キーボードやホーンセクションを抱え、
メンバーの半分以上がボーカルをとる全員黒人の7人組ロックバンドの27分7曲入りEP。
スカ・ファンク・ハードロックやその他の黒人音楽などがサウンドの基盤となっています。
1曲目のタイトル曲「Crazy Glue」はハードなギターが顔を出さない、1st・2ndへの原点回帰を臭わせるレゲエ風味の曲ですが
その他の曲は全てハードロック的なギターリフを軸にしてスカやブラック・ミュージック色が後退した
3rd「Truth and Soul」や「The Reality of My Surroundigs」路線の曲です。
「The Reality...」などと違う点は暗めで緊張感のあるメロディの曲が多い事。
しかしボーカルスタイルがユーモラスなので決して陰鬱にはなりません。
ノーウッド・フィッシャーのベースも相変わらず歌心とファンクネスと併せ持って曲をグイグイ引っ張っていきます。
白眉は唯一明るいメロディで、ドラムのツーバスの使い方が面白い7曲目「Weed, Beer, Cigarettes」
全盛期に通じる高揚感があります。
この曲と「Crazy Glue」、あと何か一曲をYouTubeなどで試聴して気に入ったらEP全体にも満足できると思います。
全盛期にはやや劣るけど良作です。
余談ですが、このバンドは日本特有のジャンル分け「ミクスチャーロック」に
分類されるバンドの中でも特に黒っぽい要素が強いのが強みのバンドです。
ですから一時期見られた、ハードな面や「ミクスチャーロック」というジャンルにばかり目を向けてLimp Bizkitとかと比較して
「音が軽い」などと批判する言説は全くのナンセンスです。
なので初めてFishboneを聴こうという人にはハードロック色の強いアルバムよりも、スカやブラック・ミュージック色の強かった
デビューアルバム「Fishbone」(85年、故・中村とうよう氏が絶賛)を最初に聴いた方が魅力が理解しやすいし、
そうすればハードロック色の強いアルバムもより一層楽しめると思います。