アニメソング史(ヒストリー)III
「欲しい曲もある・・・」
これがこのアルバムシリーズの収録曲を見た最初の正直な感想です
'1、2、3のシリーズすべて基本的に古いアニメソングばかりです
平成のアニメはもちろん、例えばドラゴンボールやエヴァンゲリオンなど90年代のアニメも入っていません
また、レーベルの問題なのかサンライズ系アニメ(サンライズの前身「創映社」時代は除く)は一切ありません・・・これは痛い!
若い人には聴いた事もない無い、作品の名前だけは知っている、という曲も多いでしょう
逆に誰でも知っているであろうハイジなども入っていますので初物ばっかりという事も無いと思います
しかし、これがある意味このアルバムの欠点でもあります
購入層のターゲットを絞り込めていないように感じます
コアなファン向けなのかビギナー向け(強いて言えばこちらでしょう)なのか・・・
ロボットアニメ、名作アニメ、スポコン物、ギャグ系等幅広く(結構マニアックな曲もあったりする)選曲されていますが、どれも物足りない
といって、満足できる選曲をしようとすれば2枚組みの3セットではとても足りないでしょう
こういうオムニバスアルバムがほとんど無かった頃なら良いんですが、これなら「テレビまんが主題歌の歩み」シリーズのほうを選んでしまいます
また、こういったアルバムを何枚も購入しているコアなファンだと半分くらいはかぶってしまうんじゃないでしょうか?
良い点としては基本的にオープニング、エンディング共に入っている事かな
たまたま持ってない作品の曲ばっかりだ、という人には素晴らしいセットです
総評として、コアなファンならフルセット買うのはためらわれるものですが、初めてアニメソングのオムニバスCDを購入する、という人には決して悪くはないと思います
野球狂の詩 DVD-BOX
「ドカベン」で有名な水島新司の1970年代の作品。
今観ても見劣りすることない盛り上がり。面白い。
プロ野球球団の東京メッツをベースに、野球に関わる人たちの話。
1話1時間と長く、それが25話までつづくのだが毎回見せ場が作られているし
観ている方も徐々にその雰囲気に熱中していく。
序盤からいきなりの展開になるが、
そのときは老いぼれ投手の岩田こそが「野球狂」だと思わせておいて
だんだんと野球に関わるすべての人が野球狂だと気づく。
というのも、前半はピッチャーの水原勇気に関するエピソードが濃く、
試合においてもピッチャーの立場の感情を描くが、第11話を境に
今度はそれぞれの選手の過去の話が描かれていく。
そしてそれぞれが深い想いを持っていることが読み取れ、
まさに「野球狂の詩」というタイトルを実感させてくれる。
前半の水原編も盛り上がったが、意外にも
後半の選手編エピソードひとつひとつに泣かされた。
野球狂の詩 (1) (講談社漫画文庫)
中学生の頃、借りて読んでめちゃめちゃ面白かった覚えがあり、また購入。
今読み返してもやっぱり面白かった!
画の方はもはや古典の昭和タッチで、平成の子には読むのが辛いかも知れないが、
キャラクターの立て方は今でも立派に参考になる!!
『とんでもないキャラのとんでもない行動には、確固たる信念に基づいた理由がある!!』これ、今の漫画でも忘れがちだよね。とんでもないキャラは出せても、信念、情念の部分が弱かったりするんだよね。
今はサッカー党の自分も、やっぱ野球もいいよね・・と思ってしまう一冊。
ドカベンVS.野球狂の詩 (ドカベンスーパースターズ編11)
ついにやってきました。
ドカベン率いるスーパースターズとあの野球狂の詩でお馴染み岩田鉄五郎率いる札幌華生堂メッツが
日本シリーズでついに対戦する。
大甲子園で出たっきりご無沙汰だった岩田鉄五郎、水島先生もう忘れてるんかと思ったら
ようやく登場してくれました。
しかも今回はドカベン側からの視点のドカベンスーパースターズ編11巻ドカベンVS野球狂の詩(少年
チャンピオンに掲載)と野球狂の詩の視点で描かれた野球狂の詩VSドカベン(週間モーニング連載)と
秋田書店と講談社と出版社の枠を超えた同時連載で話題になったものの単行本化です。
内容は日本シリーズ第一戦の激闘が描かれています。水原勇気対山田太郎、岩田鉄五郎対岩鬼正美!見所満載です。
放送30周年記念 野球狂の詩
「ドカベン」が知名度では上だが、「野球狂の詩」は隠れた傑作といえる作品であり、もっと評価されてよい。それは、使用されている主題歌やBGMも同様で、当時少年だった私にとっては永遠の名曲がちりばめられている作品と言っていい。
特にディスク2の「北の狼 南の虎」は、この作品に思い入れのある諸兄諸氏には絶対購入をお勧めする。期待は裏切らない。本編作品の時系列に沿って音楽が収録されおり、想い出の場面が心に映し出される、何とも心憎い手法に感動した。よくこの手のBGM集では「あの曲がない!」という失望感を度々味わうこと常だったが、このディスク2については完璧に収録されている。あの頃に戻って涙したいなら、絶対に購入されたい。座右のBGMとしていただきたい。