Who Cares
この2枚のDiskに収められたトラックを既に聴いていたり、知っていたりする人は「また金儲けの一品か!」と思うかもしれませんが、詳しくないリスナー(例えば私のような)にとっては、Screamerではない、きちんと歌を唄うGillanの実力に感心するでしょうし、参加ミュージシャンのオモシロさ、トニーの音楽性の広さ、グレン・ヒューズの底なしの歌唱力を堪能できるのではないでしょうか。こうした企画CDに何か重要な意味合いやコンセプトを求める人はやめておいた方がよいと思います。一方で、数十年にわたりロック界で力強く生きてきた男たちの演奏とか、力量を楽しめる方には「なかなかイカスじゃない、これ」となると思います。やはり一時代を築いた人たちはすごいし、そういう音楽に理屈はいいんじゃないかな。好きかキライか、面白かったか面白くなかったか。
メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー [DVD]
まず言えることは、ロックファンであれば一見の価値は大いにありです。この映画を通してメタルに対するイメージや考え方の視野がぐわっと広がりました。メタルの起源から現在にいたるまでの進化の歴史を追っていき一種の哲学と捉え、言ってみればロックを愛する人のための教科書であり人生のバイブルです。メタル好きじゃない方も是非、一度観てみて下さい。最初に述べたように『価値』があります。単なるドキュメンタリー映画で方付けてはいけない至極の一本と言えるでしょう。メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー [DVD]
TWANG!~ハンク・マーヴィ
1996年リリースのハンクマーヴィン&シャドウズのトリビュートアルバム・・・参加しているメンバーがとにかく凄い!!(曲順に)リッチーブラックモア・ブライアンメイ・トニーアイオミ・スティーヴスティーヴンス・ハンクマーヴィン(!)・ピーターグリーン・ニールヤング&ランディバックマン・キースアーバン(この人誰?)・アンディサマーズ・ベラフレックとよくぞ集まったと言う面子・・・ライナーはピートタウンゼントが寄せています。それだけハンクマーヴィン&シャドウズは、とてつもない影響を与えているのでしょう・・・特にリッチーの参加は、やはり驚きますね。ブライアンメイの曲ではリズムギターがリックパーフィット&フランシスロッシのSTATUSQUO隊、トニーアイオミの曲はドンエイリー(Key)・ニールマーレイ(B)・ベヴベヴァン(Dr)・ゴードンギルトラップ(AC-G)、ピーターグリーンの曲ではニールマーレイ(B)・コージーパウエル(Dr)の強力リズム隊、ピーターフランプトンの曲ではエイドリアンブリュー(G)、キースアーバンはアーマンドサバルレッコ(B)・スチュワートコープランド(Dr)の豪華リズム隊、アンディサマーズはジェリーワッツ(B)・グレッグビソネット(Dr)の職人リズム隊、ベラフレックはヴィクターウッテン(B)等サポートメンバーも超豪華。個人的に聴いた事のないバンドですが、本人やっている5曲目(LIVE!!)を聴くと、やはり円熟味のあるプレイは最高だと思います・・・一緒にギターを弾いているのはハンクの息子なのかなあ、結構弾きまくるギタリスト!!参加ミュージシャンにピンときたらゲットでしょう!!
メロトロン・レジェンド~チェンバリンとメロトロンの数奇な物語~[DVD]
高校の時、渋谷NHK放送センター近くの楽器屋にあった400S(Strings,Flute,Brassの3種だった)を鳴らした。
店員が上蓋を開けて中を見せてくれたのを思い出す。
いや〜、これがあのメロトロンかと思うと感動しましたよ!
ヒューズド
かの名作「SEVENTH STAR」に勝るとも劣らぬ出来だと私は感じました。後半7~10曲目までの流れがとにかく素敵過ぎる。特に「I Go Insane」のドラマティックさは言葉では上手く表現できません。人によっては、この1曲だけで2500円分の価値があるのではないだろうか?