「踊る大捜査線 THE FINAL」 COMPLETE BOOK
前にレビューしたCUTとは違い、こちらは写真がカッコイイです(笑)
これぞ「青島」って感じ、他のキャストの皆さんの写真もキリっとしてて素敵です。
まだ全部は読んでいませんが、踊るの15年がギュッと凝縮されて
コンパクトな本にまとまってると思います。
これから公開に向けて色んな雑誌が発売されると思いますが、
内容はたぶん似たような感じだと思うので、私はこれ1冊で十分だと思いました。
(キャストの好きなシーンや思い出に残ってることなど)
映画のパンフレットは買う予定ですが…
残念なのはキャラクター紹介に和久さんがいなかったこと…
キャストの皆さんはもちろん和久さんの死を乗り越えて、
新しいメンバーで頑張ってこられたと思いますし、
いつまでも和久さんの死を引きずるのもどうかと思うかもしれませんが、
この本はラストなので、キャラクターとして和久さんを入れて欲しかったかな。
(まぁインタビューはもうできないので無理だったのかもしれませんが)
キャラクター紹介にはありませんが、吉田副総監を演じた役者さんが、
和久さんとのプライベートのエピソードを語ってるページが1ページあります。
そうだったんだ…と思いながら、映画での吉田副総監と和久さんとのシーンを思い出して、
ジーンとしました。それほど和久さんは踊るに欠かせない人物でしたね!
今頃天国で自分がいなくても続編ができたことを喜んでるかな?
悔しがってるかな?(笑)
とにかく踊るファンなら買って間違いなしの1冊です。
青島さん、すみれさん、真下さん、室井さん、そしてスリアミの皆さん
楽しい物語を今までありがとうございました!!
ファイナル楽しみにしています。
東京ラブストーリー DVD BOX
やはりリカの魅力がこのドラマの魅力そのものなのですね。
リアルタイムの私は田舎の高校3年生。都会の大学に入った春、先輩の女性5人組が全員リカみたいな髪型に紺ブレだったのにビックリしたのをよく覚えてます。それほどに影響力があったのですね。
気づいてみれば当時のリカの年をはるかに超えてしまった私ですが、今改めて見てみると、ありとあらゆる「やってはいけないこと」をカンチの前でやってしまうリカに疲れるカンチの気持ちも結構分かる・・・(なんてことを書くとリカファンの方に怒られるかもしれませんが)
ただ、やっぱりさとみには感情移入できないので、カンチの気持ちがリカから離れた後はかなり見るのが辛いです。(それが結構長い)
さとみがただただひたすらに暗いので、最初にもっと明るくて可愛いさとみのエピソードを入れれば、ストーリーの奥行きが広がったと思います。
鈴木保奈美さんはその後色々書かれたりたたかれたりしてたけど、やっぱり可愛いし他のどの出演者よりも芸達者です。中山秀征さんが出ていたことはスッカリ忘れきっていたのでビックリしました(若い)。
一時代築いた功績に敬意を表して、5点献上。
アンダルシア 女神の報復 オリジナル・サウンドトラック
外交官、インターポール、財務省、主要国蔵相会議。そこにつっこんでも、そこに鍵はない。
メイサちゃんが綺麗です。雪の中でも、スペインの風の中でも。
個人あっての組織、組織あっての仕事。
どうせなら、やりたいことやったもん勝ち。かな。
脱線者 (朝日文庫)
織田祐二というのはつくづく不思議な存在である。しかしその不思議さというのは、
彼の存在論的なものというよりも、彼のギョーカイにおける立ち位置、いわゆるポ
ジショニングによるところが多い。大作に恵まれた大物俳優としてすんなりくくれる
のかといえば、彼の世界陸上の絶叫MCや、アフリカ探検のドキュメンタリーで象
にケンカを売る彼の勇姿が僕らの頭をよぎる。それは、彼に一本筋が通ってない
ということの証左なのか。それとも、なんにでも挑戦する野心的な男の証明か。
そんな謎多き俳優が、なぜだか朝日新書から出したほとんど初めてといっていい
文書主体の本が、この『脱線者』だ。
「死生」「自然」「仕事」「大人」「主義」というキーワードごとに、現時点の彼の自伝
的叙述や主義主張が語られる。文字の大きさと改行の多さがハンパではなく、読
者の眼球への配慮が行き届いているのは、「自然」の章の文中で「僕は、大都会も、
大自然も、両方愛している」と語 るとおりであり、さすが織田裕二。
やっぱり事件は現場で起きているのだ。
やはり大物と呼ばれる人は、スケールの大きさが凡人とはちがうのだろう。褒めら
れたことがないという織田がほとんど一回だけ褒められたのが、学生の頃テストで
カンニングしてバレたときのこと。それを潔く白状したところ、教師から正直だとほめ
られたという。 こんな些細なことから彼は、「いざというとき、人間は隠れてはいけ
ない」と悟ったのだから、そのスケールの違いを思い知らされる。
そんな織田も、回りまわって本流となるのは、やはり自身「いい女」と例える俳優業
らしく、それも「10年に三本くらいは社会現象を起こすような作品を作」るという恐ろし
く具体的な野望 もあるのだという。僕らはそんな彼を、これからも心して注目し続け
なければならなそうだ。そう、Love somebody tonight!!
外交官・黒田康作 オリジナル・サウンドトラック
イル ディーヴォの楽曲があまりに自然にハマりすぎてコワイ。ノリの良い菅野節炸裂のタイトルトラックから中盤、ボーカル入りのレクイエムがいいアクセントになって、最後の三曲は、泣けてくる素晴らしいエモーショナルな展開。まるで菅野氏が編曲したのかと勘違いしそうなtime to say goodbye。「日本を信じること」なんて素晴らしいタイトルじゃないですか。テレビサントラのジャンルに埋没させたくない力作だ。