I don’t play no instruments/I wanna play my instruments [DVD]
とても良かったです。歌唱が、ぶれない。なんといいますか、この曲はこう歌うしかなかったんじゃないかなぁと各々の曲を聞いていると思わせられます。血を流しながら歌ってるんじゃないかと思うくらいその人にしか見せられない芸術を見た気分。これ褒めすぎか?
その人にしか見せられないもの、自分の中にある、これしかないもの、それを取り出し、多くの人が感情移入出来る様に表現する、そんな態度。そういうものを見せる人なんだなぁと思いました。
SYOKO SUZUKI Song Book I 鈴木祥子作品集 Vol.1 (1989-2009)
好きなアーティストが他アーティストに提供した曲を聞きたいと思っても、それのアルバムを探したり、1曲だけのためにアルバムを買ったりという行為は結構大変なものです。そんな問題を解決してくれるファン向けのアルバムだと思います。何枚もベストを同じ曲で組み替えているいやらしいものとは格が違います。
おまけにDisk2にはご本人のセルフカヴァーが付いていると祥子嬢はなんとも気前が良いのでしょうか。
ラストの『Life』はあまりにも痛くてせつなくて川村カオリVersionもセルフカヴァーVersionも良いです。
良いアーティストですね鈴木祥子。
33 1/3の永遠 鈴木祥子 (CDジャーナルムック)
鈴木祥子はミュージシャンとしての経歴が20年を超えたアーティストである。
デビュー当初は遊佐未森のような「思索にふける詩人系」のアイドルであったが、才能の割には周囲の期待していた「数字」を出せず、認知度も決して高くはない。
その後アイドル路線を変更し、ロック調の曲や時には女性のドロドロとした内面を描く詞を紡ぎながらも、他のアーティストへは「音楽職人」ぶりを発揮して多数の楽曲を提供している(小泉今日子「優しい雨」など)。
このように昨今のミュージックシーンでは極めて稀有な存在である彼女の「創作活動の秘密」の一端を明らかにしたのがこの本であろう。
昔「音楽」というものは、人間の色んな情緒に複雑に結びついていた。それは本来「一言で」「ズバリと」言い表せるものではない。「音楽の情報化」が進む昨今、彼女はそれを何とかして自分の音楽で伝えようとしている。
トポフィリアという言葉がある。「人と、場所(トポス)または環境との間の情緒的な結びつき」のことを表している。例えば、ある場所に来ると感じる「えも言われない懐かしさ」や「不思議なほどの和み」などである。
人と音楽との間にもそういったものがあったはずである。
SUZUKI SYOKO with JACK-TATI & KAWAI SHINOBU LIVE AT GB[DVD&CD]
え〜、細かいコトはどうでも良いです。録音良し、映像良し、アレンジ良し、演奏良し、唄はもちろん良し。 見ましょう。
鈴木祥子
”愛”人間にとって避けては通れないこの厄介なシロモノ…
ドロドロ、モヤモヤ、イライラ…キリがない程の苦悩を味わいながらも、一瞬の麻薬のような快感を求めずにはいられない。
鈴木祥子は曲を通して”愛”と正面から向きあうことを選んだ。
確かにヘビーな歌詞は、聞いていると気が重くなることもある。
綺麗事抜きでダイレクトに迫ってくる迫力に、押しつぶれさそうになる…
それでも聞かずにはいられない。
”愛”は大きな力を持っている。自分ではコントロール出来ない大きなパワーを秘めている。どうすれば分からない時に聞いてみればいいかもしれない。
少しは”愛”に対する接し方が、分かるかもしれないら…