さとうきび畑の唄 完全版 [DVD]
下手な戦争映画よりこれはいい。家族愛、兄弟愛、やさしさ、戦争の悲惨さが全て感じ取れる。戦争のシーンだってとても迫力があり、最後には涙が出た。「戦争はいけない、恐ろしい事」とあったとしても、実感としては薄いと思う。でも、今一度戦争の悲惨さを噛み締めることができる。 この日本で実際に起こった出来事で、おそらくこれと同じようなことを体験された方がたくさんいるのではないのか。沖縄という平和で素朴な土地に突然やってきた戦争という悲劇。人を笑わせることが幸せだ、という明石家さんまの役柄がとても適役で、しかもその分悲しみを誘った。
さんまの最後のセリフ｡
「自分は，人殺しがしたくて生まれてきたんやない。こんな事するためにうまれてきたんやない。」
このセリフだけでもう涙があふれかえった。
美ら唄
大好きな比嘉中のアルバム発売、本当に嬉しいです。出来も凄く良かったです。
「唐船ドーイ」は明るくて元気に伸び伸びした声で知念が歌っていて、聞いていると踊りたくなります(笑)これを聞いただけで沖縄の情景が頭に浮かびます。田仁志の「芭蕉布」は「COSMOS」の雰囲気と正反対の癒し系の曲です。凄く良い歌です。優しい田仁志君が垣間見えます。甲斐の「涙そうそう」はヤラレタという感じでした(笑)優しく囁く感じで、涙腺が緩みます。声優さんの歌い方が凄くお上手です。平古場の「さとうきび畑」は、収録曲の中で個人的には一番ウルッときてしまった曲でした。元の歌が凄く良い曲というか悲しくて切ない曲ですが、それを平古場(吉野裕行さん)が更に 優しくふんわりした感じで歌っていて…正直ウルッを越えて泣きました(笑)本当に優しい声です。グッジョブとしか言い様がありません。そして木手の「ジンジン」ですが、上記四曲の雰囲気と正反対の曲です。原曲を大幅にアレンジしてあり、凄く木手っぽいです。もう聞いた瞬間「木手の曲だ!」という感じでした。サビの「ジンジンジンジン」が頭から離れなくて困ってます(笑)吐息混じりな歌い方でイヤホンで聞いていたら悶えました(笑)
最後に全員が歌っている「沖縄そばの歌」ですが、これ凄く良いです!ノリが良くて、比嘉中が仲良しで、本当に可愛いです。もうダークな雰囲気がどこにもありません(笑)とても楽しい曲です。最高でした。
どの曲も一番をつけるのが難しいくらい本当に良かったです。比嘉中が好きな人なら絶対に買って欲しいと思います。損はしないと思います!比嘉中が好きで良かったなぁと思うのと同時に、更に比嘉中が好きになりました。沖縄への愛が溢れた凄く良いアルバムでした。
hon-nin vol.03
とわずがたりがこんなにも濃かった麻生久美子さん、そのhon-ninが引き出されているのは、吉田豪さんの手腕によるものでしょう。
新たに連載のはじまった「青春小説」銀杏の峯田さん（なぜか青春時代を回顧する男子小説は、クドカン氏然り、峯田氏然り、東北のご出身）、探偵と作家の両立なんてかっこよすぎる、でも本当なのかしら、とステキに想像してしまう古田日出男さんのハンサムな世界、「サブカルチャーの波が来たとき、たまたまのることができた」などと謙遜してみせながらも、実は非常にクールにお笑いも映画も俳優との距離も語ってみせる、たけしさんの「今」と、懐かしい賑やかさを思い出させる「オールナイトニッポン傑作選」。
本当はよみよま（モヨ子さん）、なめ子さん、ホンタニちゃん（連載一回延びました）、「自己誇示欲」という新たな境地で自己解体してみせるうさぎさんなど、女性陣に圧倒される毎号なのですが、今回ばかりは男性陣のhon-ninっぷりにやられました。
