ドラゴンノート 理想の人生を手に入れる究極の願望成就法
「幸福な時間感覚で生きる」という部分に特に共感します。
過去に起きた出来事そのものは変えられなくても、それに対する「解釈」を変えることはできます。
過去に辛いことが起きたら、「だから自分は不幸なんだ」と思って生きるのも、「その苦労のお陰で今がある」と思って生きるのも、自分自身で選択できるのです。
起きたことに幸せな解釈をすることで、未来にも「幸せなことが起きる」と確信できるんじゃないかと思います。
北極ライフ
白くまの将来が大変なのは知っていましたが、それを頭でなく心で感じられる素敵な本です。小さくなった氷に取り残される白くまや餌を探して放浪する白くまの不安そうな表情など、野生の動物でこれほどの写真が撮れるのは、ナショナルジオグラフィックならではでしょう。それに谷山浩子さんの詩がぐっときました。「お母さんも教えてくれなかった」という一言で、自分たちのすむ環境が知らないうちに変わっていっていることを感じさせてくれました。私たちに何が出来るだろうと、心から思える本です。
地球最後の日のための種子
アイルランドのジャガイモ飢饉の例を待つまでも無く、植物多様性は極めて大切である。
種子バンクに情熱を燃やしたスコウマンを中心にした内容で、エキセントリックな人となりと共に国連の官僚主義の弊害にも触れている。
日本人研究者も多数引用されている。
エベレスト山麓の悪条件下で種類の違う作物栽培で危険分散をしながら生き抜いていく、第三世界の少数民族が将来の主役になるような気になる。
虹
今回の楽曲は、映画主題歌としてもそうなのですが
曲調としても、『テルーの唄』、『奇跡の星』の流れの上にあると思います。
しっとりとした穏やかな曲を、手嶌さんが、たおやかに紡ぎます。
『虹』は、どことなく民族音楽のような要素もあり
『テルーの唄』を髣髴とさせる部分もありますが
その印象を違うものにしているのは、手嶌さんの歌声だと思います。
声の表情が以前よりもさらに豊かになっていて
そう感じるのは、手嶌さんの持っている力や良さが
また伸びてきているからではないかと感じました。
そして、個人的には『金色野原』の方が好きでした。
事前に、今回のCDに新居さんと谷山さんがかかわっているのは知っていたのですが
どちらがどちらなのか、きちんと確認せず、CDが届いてからも、そのまま聞いてしまい
でも、こちらが谷山さんの曲だということがすぐに分かりました。
以前にもレビューで書いたのですが、手嶌さんと谷山さんとの相性はとても良いと思います。
谷山さんが意図したであろう世界観を、余すところなく表現していると感じました。
それは、歌にとても説得力があったからです。
手嶌葵という歌い手は、これからも進化していくのだろうな、と思いました。
ポーラー・エクスプレス [DVD]
人生の大きな失望の一つ。
それがクリスマスにもあったのではないか。
あこがれのクリスマス。
サンタからのプレゼント。
それがやってこない人。
信じていたのに裏切られたと感じたとき。
そのあこがれが強かったほど、切なく感じたと思います。
あるいは、ちょっと斜に構えて「どうせそうだと思ったよ」と決めた人もいたでしょう。
夢が、単なる幻想と思った最初のきっかけになった人も多いのではないでしょうか。
そんな当時の気持ちをあらためて思いだし、
人生の喜びや夢を受け入れるチャンスを与えてくれる映画だと思います。
もう一度夢や友情、幸せを受け取りたい方にお勧めの、
家族でも、一人でも、ゆっくり気軽に楽しめる映画です。