キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [DVD]
この物語がノンフィクションであったことに、まずはビックリです。
アメリカという国と人の懐の深さを感じます。
FBIの問題点を描いた作品もありますが、一方でこういった柔軟な思考も持ち合わせているんですね。
余り筋立ては申し上げないほうが良いかと思いますが、一言で言えば、アメリカ版ルパン3世でしょうか。
レオナルド・ディカプリオが次々と表情を作ってゆくのが凄いです。
トム・ハンクスの公務員っぽいFBI職員も良いですし、さすがにスピルバーグ監督の演出はスキがなくて引き込まれます。
面白い作品です。
Guitar magazine (ギター・マガジン) 2011年 08月号 [雑誌]
この号は、何と言っても、Cornell Dupree追悼特集です。
King Curtis, Aretha Franklin, Donny Hathaway etcのバックを支え、
自身のソロ作で、STUFFのメンバーとして、R&B, Soul, Fusionと幅広いジャンルで活躍されてきたギタリストです。
参加作品は、2,500枚以上!
この追悼特集では。。。
・ Cornell Dupreeのバイオグラフィー
・ 3本のギター (Fender Telecaster, Yamaha Dupree Jam, Yamaha Pacifica)、
・ 技術者の証言 (Yamaha Pacificaシグネイチャーモデル開発者の方)
・ David T. Walker & Chuck Raineyインタビュー (Cornellの印象について、Marlena Shaw来日時のインタビュー)
・ SAMBOMASTER 山口氏インタビュー (Cornellの魅力について & オススメCD・5タイトル)
・ Cornell Dupree語録 (過去インタビューからピックアップ)
・ ディスクガイド (名盤18タイトル・厳選100タイトル)
・ Cornell Dupree奏法分析
。。。と、合計18ページもあります。
プラス、STUFF "How Long Will It Last"のスコアも掲載。
とてもリスペクトが感じられる追悼特集でした。
また、個人的には、Nile Rodgersの来日時インタビューが、面白かったです。
インタビュー自体は、2Pだけですが、
最初にカッティングを見せてくれたのはBernard Edwards(!?)とか、
Eric Clapton, Jeff Beck, Miles Davis etcとの昔話を、語ってくれます。
(日本公演については、ちょっとだけです。)
Cornell Dupreeにスポットを当ててくれた、Guitar magazineに、Thank You!です。
(天国では、やっぱり、Donny Hathawayとやってるんですかねぇ? 絶品Liveを)
【日本版】イエス/アコースティック [DVD]
当時、来日コンサートが行われましたが、同じようなスタイルのライヴ
ですね。アコギ2本(またはピアノ)とスティルスのエレキ1本で、ボー
カル・ハーモニーがよく聞こえる内容でした。もちろん素晴らしいハモ
リが聞かれましたよ。こういったスタイルが℃S&Nには合っているの
だと思いますね。ただ、Yも参加なら、思い切りハードな曲も魅力的な
のは、言うまでもないでしょう。
ユニオン・ツアー1991 [DVD]
1991年の欧米union tourの最終日を収録したDVD。メンバーはJon Anderson(vo)、Bill Bruford(ds)、Steve Howe(g)、Tony Kaye(key)、Trevor Rabin(g)、Chris Squire(b)、Rick Wakeman(key)、Alan White(ds)の8人である。なぜ今頃、という気持ちもありながら、しかし、You-tubeでBillとAlanのドラム・バトルを見ておもしろかったので、これも収録されているならと思い購入した。
以前WOWWOWで放送されたunion tourで使用していた円形ステージではなく、通常のステージ。左にAlan、Tony、Trevor、右にBill、Rick、Steve、そして中央にChirsとJonという布陣。何かどこかでみたような...(笑、でも年代的にはこちらがオリジナル。)
たしかにYesなのだが、これはどうなんだろう...JonとChris、Trevor、Rickは楽しそうだが、SteveとBill、Tony、Alanはとにかく仕事をこなしてるという感じ。Soloもあるが(なんともっとも楽しみにしていたドラム・バトルはオミット!他レビューにもしっかり書いてあった!!)かなりラフな感じで、いつも強気に押し切るTrevorはまだしも、Rickはボロボロという感じ。ABWHライブでの切れの良さはない。ラストのラウンドアバウトの最後のキメにBillは参加せず、ドラムセットから出てきてしまう。添付されたツアー・スケジュールを見ると、本当に大変そうでほとんど毎日コンサートが組まれており、4ヶ月続いた果ての最後の最後の日のものなので、おそらく体力的にも精神的にも相当参っているのだろうと推察するが、そこはプロなのだから、しかも収録されているのだから、何とかそのようにやってほしいとも感じてしまうのは自分だけだろうか...これも放射能の影響か?
ライナー・ノーツにもメンバー達の当時のころに対する生の声が記載されており、まさしくそれが反映されているライブなのだなぁと思い知らされた。当時のBillにインタビューしたRockin'onの記事を思い出した。「音楽的な意味じゃ、もはや僕には何も提供出来ないって事さ。しかも、あのイエスはレコード会社に内政干渉されてるなんてもんじゃ済まされないんだよ。おまけに8人も居て、僕は一介のドラマーに過ぎないわけだからなぁ(笑)。みんなの指図が来るまで僕は黙っていよう、そう心がけてます(笑)」