fino~bossa nova(ヒーリング・ボサ・ノヴァ・コンピレーション)
色んな 曲が 楽しめる アルバムです。
ボサノバ 初心者 には いいかも しれませんが ボサノバ 愛好者にとっては もう少し 深みの ある アルバムに 仕上げて 頂きたかったです。
Essential Johnny Cash
40年以上も活躍したジョニー・キャッシュですから、こういうベストは私みたいな入門者には有り難いです。晩年のロック畑の人と組んだもの以外は大体カバーしているようで、素朴なサン・レコード時代からジューン・カーターとのおしどりデュオやボブ・ディランとのデュオ、刑務所でのライブ、カントリーの他の大御所との曲、果てはU2との共演まで幅広く収録していて、共通して流れる深く響く歌声が渋くてたまらない一枚です。
パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち [DVD]
元はディズニー・ランドのアトラクションだったものをストーリーを膨らませて映像化したもの。随所にアトラクションそのまんまのシーンもある。老若男女、肩肘張らずに楽しめるエンターテインメント作品だ。
ストーリーとしてはありがちな冒険活劇、アクションものだけど、それを特別なものにしているのが主演のジョニー・デップだ。
これまでの勧善懲悪ものに登場した完全無欠、清廉潔白なヒーロー像とは一線を画したキャラクターを作り出す事に成功しており、ジョニーの演技自体も細かい仕草など、いかにもアドリブだろうと思わせるものを披露している。
風に吹かれて豆腐屋ジョニー (セオリーBOOKS)
とっても話題になって、売れまくってる豆腐「ジョニー」。
その誕生秘話や、社長の持つ世界観などが語られている。
「いい物を作りたい」職人としてのキャラ。
「面白いものを産み出したい」クリエイターとしてのキャラ。
「売れるものを作りたい」マーケッターとしてのキャラ。
この3つを兼ね備えた社長のことが、よくわかる。
この社長(著者)が言う「カッコよさ」って、面白い。
自分のビジネスにも、応用できるヒントがいっぱい。
商品やサービスの開発に携わっている人には、とても役立つ本だと思う。
騙し屋ジョニー 魔界都市〈新宿〉 (ソノラマノベルス)
魔界都市<新宿>は、ソノラマ文庫から出ていた菊地秀行のデビュー作であり、氏の原点です。が、その正統派の魔界都市<新宿>は、デビュー作の魔界都市<新宿>と二冊目の空中庭園をテーマにした作品を最期に作品の発表はなく、その後は同じ「魔界都市」の新宿という場所を借りてのマンサーチャー「秋せつら」を主人公にしたシリーズ、魔界医師のメフィストを主人公にした「ドクター・メフィスト」シリーズ、新宿のガイドを主人公にした魔界都市リポートのシリーズなどスピンオフ作品ばかりでした。
著者の菊地秀行氏本人があとがきに書いていますが、今の彼の作風や作品世界の雰囲気と、このデビュー作の主人公の雰囲気があまりに違うので続けていくには無理があったからです。そして、それはやはり今でも解消されているようには見えません。これも氏があとがきで書いているように確かに主人公の十六夜京也も、ヒロインの羅魔さやかも、どちらも魔界都市になじませる為に性格が変えられていますが、それでもちょっと彼が書く今現在の作品世界のシリーズの主人公としては物足りない感じになってしまっていて無理があります。正直に言って、他のシリーズ作品と並べられると一段落ちる感じがしてしまいました。
なので、他シリーズでは神に近い能力を持つメフィストがちっちゃな嫉妬心でしでかす事や他者が彼に近い医学的能力を出してしまう事も含めて、この魔界都市新宿は、他のシリーズの魔界都市新宿とは別物、もしくはパラレルで関連性はないものとして読む方が作者にとっても読者にとっても幸せな気がします。
タイトルの騙し屋ジョニーだけは、今までの氏のパターンにないキャラクターで面白かったですけれど、でも、作品全体としてはやっぱり評価が下になってしまいます。という事でお勧め度は5の3です。