絶対可憐チルドレン 26 (少年サンデーコミックス)
具体的な「敵」がおらず敵味方入り交じってだいぶ仲良しになって、日常系安定期に入ってるような気がする最近。各キャラの掘り下げが行われ、恋愛軸が進展し、次のバトル展開への「溜め」なのかなと思いました。わりとこの著者の本はごちゃごちゃしてる印象があったので、こういうふうにのんびり誌面をつかえることに驚き、力量のすごさをあらためて実感しました。
絶対可憐チルドレンDS 第4のチルドレン
よく出来てるゲームでした。かなり失礼な言い方ですが・・・
発売前のゲーム内情報がほとんど出ておらず、移動画面を見ていた感じでは、正直「大丈夫か、これ」と思ってた部分がありましたからね。キャラゲーはアレなのも多いですし。
ストーリーは原作のエピソードに沿って、主要なものをなぞっていく感じですが、アレンジが加えられていますので、原作と少し違う展開になっていたりします。また、ゲームオリジナルキャラクター・ドリー及び、その周辺の人々も出てくるため、そちらとの絡みもあり、まんま原作通りかよ、て感じではないですね。
シナリオ量は普通。主要筋以外に色んなキャラに話を聞いたりできるのと、メインミッションが長めなので、短すぎてびっくり、ということもないです。
ミッションはフィールドを移動し、敵を見つけては戦闘していくタイプと、救助者を捜すタイプがあります。
使い回しのマップや敵が多く、単調になりやすいのは欠点ですが、敵の使う技や掛け声は結構あり、面白い。
サポートキャラとの連携技も結構あります。障害物を容赦なく巻き込んで被害報告が跳ね上がったりはお約束。
育成はミッションクリアでもらえる評価ポイントでチルドレンをトレーニングする方法と、フィールド上で拾ったりしたチップを使ってリミッター性能を上げる方法の2つ。これが結構な考え物で、弱すぎると当然苦労しますし、逆に強くしすぎるとミッションの難易度ランクが下がり、報酬も少なくなって評価が下がりやすくなる。ミッションの最後で負けると凹みますねー
賢くするか肉体派にするかでも、シナリオが変るそうです、1回しかやってないんで、差が分からないんですけどね。またゲーム中の信頼度等によって、チルドレンが天使になるか悪魔になるかも違い、これもシナリオが変る。まあ悪魔ENDを見る勇気ないですが。
ボイス量は、シナリオ中はあまりないかな。が、戦闘中とかは敵味方ひっきりなしに喋ってますね。ダブルフェイスやナオミといったサブキャラにも声があります。戦闘中も励ましてくれたり。連携でも固有のセリフを喋るんで、わざと色々試してみたり。おまけで見ると全部で1000種近くあります。他のゲームと比べて多いか少ないかは知りません。
移動画面のミニキャラはちょーっと微妙ですが、検査中のイラスト等、1枚絵のクオリティは高め。
ああ、チルドレンに触って検査して攻撃力あげたりもしますし、色々と言ってくれますけど、これメインのお触りゲームじゃないですよ。
原作やアニメを知らなくても分かる話運びですが、まあこういうのはファンアイテムですかね。若干惜しい部分もありますが、ファンとして十分楽しめる内容でしたのでOKです。
絶対可憐チルドレン 25 (少年サンデーコミックス)
なんという兵部大プッシュ展開――!株を大幅に上げることおびただしく、好感度は限界突破、その深謀遠慮は日本海溝に届こうかと全編そんな感じで……。むう、兵部はホントに「エスパーの味方」なんだなあ。
しかしまあ皆本、不二子などが文化祭で兵部に警戒しながらも、遂にその裏でやっていたことを看破出来ずとは――。頭が回る、用心深い、最悪を考えて行動するとかくも有能なこの2人ですが、基本「いい人」である以上やはり最後の詰めの部分ではある意味そんな敵と同類たる兵部には及ばないということでしょうか。そうした意味では、極悪かつ非道な黒い幽霊との対決にはこの兵部とその真意を見事看破していたフェザーなどの助力が将来必要になるという、これは伏線にも思えますね。
未来が変わり始める中、ユーリが封印されさてここからどう物語は展開していくのか……?B.A.B.E.L.とP.A.N.D.R.Aの大人達の仲の良い様子がとても新鮮だった25巻、ずっとこのままであればいいのにと祈るような気持ちを抱きつつ次巻を待ちたいと思います。
絶対可憐チルドレン ULTIMATE SONGS [初回限定生産]
正直キャラソンはネタだらけなのでアレですが、主題歌のバージョン違いは必聴です。テレビ放映時よりも、シングルよりもアレンジが磨かれています。
絶チルの主題歌は名曲揃いだったと改めて思うアルバムでした。
絶対可憐チルドレン 11 [DVD]
(総合4.75/10点)
37th sence.「強敵来襲!ブラック・ファントム」★★★☆☆6/10点
27th同様のGONZOスペシャル。作画のレベルを落とすかわりに、動き、決め、
アングルの変化など、動かしてなんぼの玄人好みの技が映える仕上がりです。
しかし、人的被害の有様が見えず、彼の脅威がいまいち伝わってこないのが残念。
38th sence.「胡蝶之夢!ドリームメイカー」★★★☆☆5/10点
内部崩壊、皆本自身を狙った戦術、久しぶりの蕾の登場など細かい所で
楽しませてくれますが、次回への布石が強いためか、やや物足りなさは
否めませんでした。皆本の夢の内部をもう少し事細かく描いても良かったのでは
39th sence「無幻泡影!サイコダイバーズ」★★☆☆☆4/10点
催眠からの救出が若干うやむやになってしまった点や
善悪の狭間で揺れる終末世界への危険性問題の描写が甘いなど
少々従来と同じような展開が惜しい。もっとシビアな問題提議が欲しい所
40th sence「蕾見山荘!突入せよ!」★★☆☆☆4/10点
湯煙、雪山の山荘、多彩な女性陣と盛り上げる舞台は充分でしたが、
いつものような過剰すぎる演出やノリの良さが控えめでやや期待外れ。
軍艦、男のロマンのドリル、皆本の女など急所を突く要素はナイス