ジョン・ウィリアムス
映画を観たときの感動がよみがえってきます。聴いているだけで胸が熱くなり、心がエネルギーで充たされます。映画を観る人々の感情を最大限まで高めてくれる最高の音楽。感動を再び味わいたい人におすすめです。
ライヴ・イン・ニューヨーク [DVD]
千尋さんのDVDは アルバムおまけほか、数は多くないですけれど、CDアルバムに続いた時期の発売は、とても楽しみでした。 もちろん、CDではわからない ライブの楽しさを楽しめますね。
トリオのお相手も素晴らしいプレイヤー! 自然なライブの音楽や雰囲気も味わえます。ぜひ本物ライブにも行くことはお勧めします!
ペーパー・チェイス [DVD]
□公開当時田舎の洋画館で観て、静かな作品なのに心に残った。公開が1974年だと私が高校一年生位だっただろうか。今回初めて吹き替えで鑑賞したが、公開時には当然原音+字幕なので、ジョン・ハウスマンの台詞の迫力が、英語を理解できずとも、響きで恐ろしいほどに伝わってきた。確かアカデミー賞を受賞したのではなかったか。この映画を見応えあるものしているのは彼であり、他の若い役者を圧倒する存在感だった。今回、字幕も当時と同じ岡枝慎二であるのも細かいことながら嬉しい。字幕といえば、清水俊二さんと岡枝さんの名前を見ることが多かった。地味かつヒット性がないので、DVD化されると思わなかったが、これやっとLDを処分することができる。欲を言えば、この価格でリリースするのなら、ブルーレイにして欲しかった。撮影もゴードン・ウィリスなのだから。
ロード・オブ・ザ・リング 指輪物語 (アニメ) [DVD]
バクシは「ファイアー&アイス」、「魔法物語」など、「ロトスコーピング」を多用したアニメで有名ですが、知名度ではこの「指輪物語」が一番です。
(私的には「魔法物語」が一番面白いと思っていますけど・・・)
結構ストーリーをさっぱりと描く監督さんで、どの作品も「えっ、もう終わっちゃうの!?」というエンディングが多いのですが、この作品は「指輪物語」の前半のみの映像化ということで、バクシ・アニメの中でももっとも中途半端な終わり方です。
今ではCG技術の発展で人間そっくりの動きが出来るアニメーションもあたりまえですが、この頃バクシの映像はかなり斬新で(ちょっとスローモーですが)、インパクトがありました。
ロト・スコーピングは実際の俳優の演技映像に絵をかぶせるという手法のため、当時の日本のアニメ作家の中には、「バクシの映画はアニメじゃない」という人もいましたが、これはこれで面白い映像が取れているのだから良いんじゃないかと思います。
このアニメの登場人物たちのキャラクター造型は非常に優れていて、現在われわれが当たり前に見ているゲームや小説の挿絵、コミックなどに登場するハーフリングやエルフ、ウィザードなどのキャラクター・デザインは、この「バクシ版指輪物語」のキャラクターの影響を非常に強く受けています。
評論社の「指輪物語」原作の表紙絵も、旧版は長い事このバクシ版のポスターを利用してきました。
特にフロドのキャラクター・イメージは、バクシ版フロドのデザインが世界に定着し、様々な絵本やTPRGなどの指輪物語で、この絵のフロドが活躍しています。
映画自体は長い原作をかなり無理して縮めたため、公開当時は一部から酷評も受けた作品ですが、視覚的な意味で世界中のファンタジーに意外なほど影響を与えた作品で、ヒットもしていましたので、観て損はないと思います。
アルティメット・ギター・コレクション
スペイン旅行中、バルセロナの王の広場で聴いたギターの曲が気になっていたのですが曲名がずっと分かりませんでした。最近ようやく『ディア・ハンター』のメインテーマであることが分かり、ジョン・ウイリアムスを知りました。(実際、ディア・ハンターは何度か観て衝撃を受けた映画だったにも関わらず結びつきませんでした。)
私はフュージョンのギター曲は以前よく聴いていましたが、クラシックはほとんど知識がありません。しかし、このCDには様々なジャンルの曲が収められており、どこかで耳にしたことがあるものが多くとても聴きやすいです。聴きやすいといっても単なるヒーリング曲とするのはもったいなく、個人的にはじっくり聴き入ってしまっています。私にとってははじめて買ったクラシックギターのCDで他と比較できませんが、大いに満足しています。