俺たちの時代(とき)
南一誠さんは、真摯な歌い方をする本格派です。カップリングの『瓢湖』は覚えやすい、いい歌です。夜食に酒とともに鍋でもつついて生物多様性の恩恵に思いを馳せ、飲みながら喰いながら聴くと雰囲気が出ます。カラオケのレパートワーに追加するといいですよ。
SONGS I
このCDに収録されているゆうひが丘の総理大臣の主題歌でもある
時代遅れの恋人たち目的で購入したのですが、昔シングルを
何回も聴いた事もあってか、この盤では新たにヴォーカルを
新録したものだと気がつきました。
それはオリジナル(当時のシングル)は随所で微妙に音程が
はずれていたのですが、この収録版ではその「音程はずし」が
明らかに修正されており、音程が合っていました。
この曲に限っての話ですが、おそらくCDで収録される盤は
全てこのバージョンと思われます。
「当時のオリジナル」が聴きたいという事にこだわるのであれば
選択肢は当時のシングル盤のみという事になります。
完成度はもちろん新録版の方が良いと思いますが、
多少の音程ズレも昔からのファンにすれば「雅俊さんらしさ」なので
私は当時のオリジナルの方が良いと思いました。
F党宣言!---俺たちの北海道日本ハムファイターズ!
最初に申し上げておかないといけないが、評者はホークスファンである。本書で取り上げられているファイターズの選手たちは「にっくき敵役」でこそあれ、思い入れの対象ではない。
にもかかわらず、本書では泣けた。
それは、本物の「野球への愛」に裏打ちされた、筆者の「チームを応援するファンの気持ち」は、すべてのプロ野球ファンに共通のものだからだ。不安と期待に揺れ動くファン心理は、ホークスファンであれファイターズファンであれ、なんら変わるところはないからだ。「チームへの愛」が、すべての野球ファンに共鳴を起こすからだ。
心からファイターズを愛している筆者の文章は、暖かく、美しい。
特に、去り行く元エース・金村暁に贈った「さらば金村暁!(2007/11/20)」は、選手への思いとチームへの愛情、そして野球への深い理解が響きあった、真に美しい文章だった。文章の力が、金村投手のことなんてろくに知らない評者をも感動させるのだ。
本書を読んで近年のパ・リーグの盛り上がりがファイターズの勃興によるものであることを再認識した。2010年のホークスのリーグ優勝もまさに薄氷の勝利であった。胃の痛いことではあったが「凄い試合」をたくさん見られて優勝で歓喜爆発できるのであるから、ファン冥利に尽きるというものである。
来季もホークスとファイターズは死闘を繰り広げるに違いない。えのきどさんをハラハラさせ、感動させるプレイを、我がホークスの選手にも期待したい。その試合を、えのきどさんがどう書いてくださるかも、楽しみだから。
青春歌年鑑 70年代総集編
10年単位だけでも「60年代総集編」「70年代総集編」「80年代総集編」「90年代総集編」とあります。各々の曲目をみると
60年代:大半は知っているが、のめり込んだ曲はない。
70年代:ほとんど知っている。好きな曲も多数あり。当時、レコードやミュージックテープを買った。
80年代:同じくほとんど知っている。好きな曲も多数あり。
90年代:あれ、知っている曲が半分に減っちゃった。
もし、2000年代が出たら、知っている曲は半分以下だろう。
これをみると、夢中になるのは15才からせいぜい35才までだなあ。
まあ、結婚して子供ができると、そちらのルートで聴く曲も出てくるが。
次は「80年代総集編」を買っちゃおう。