ゴリラ
野生動物研究への憧れが沸き立つ良書。著者の専門の動物行動学や社会生態学以外に、系統学や分子生物学、人間と野生動物の関わりを扱う保全生物学も取り扱う“フィールドワーク”研究の最先端とその奥深さ、可能性を知ることができました。とても読み応えのある一冊です。ゴリラのみでなくニホンザルやチンパンジーなど様々な霊長類の比較を通じて、多彩な行動や多様な社会関係のおもしろさが語られ、とても分かりやすい本です。動物観察で一体何が分かるのか、どこまで分かっているのか、何が未解決の問題なのかがはっきり分かり、そして、ちょっと見ただけではとらえきれない動物の行動や社会関係の複雑さを知る楽しみが本書を読むことで生まれてきます。類人猿やサルといった霊長類は人間に似ているので、擬人化して理解した気分になる人が多いものです。しかし、そういった妄想に走らなくとも、野生動物の本来の暮らしぶりや背景事情を知り、その動物のことを深く考えることで、動物本来のおもしろさを充分に感じることができ、魅力も増すものですね。この鮮やかな野外研究から、ゴリラという存在の興味深さと不思議をある種の畏敬をもって感じられました。
ターザン スペシャル・エディション [DVD]
劇場で公開された時、友だちと半分ひまつぶしに観に行って、帰り道では2人とも感動して「いや〜よかったね」「すっごい感動した」というセリフを連発していたことを思い出します。
やっぱり、緻密なキャラの動きと躍動感あふれるフィル・コリンズの主題歌がこの映画の最大の魅力だと思います。
できれば、1度は鑑賞してみてください。
Good Night, Gorilla (Picture Puffins)
初めてこの絵本に出会ったのがサンフランシスコ空港内の書店。 英語版ペーパーバックでしたが迷うことなく即購入、以後我が家4児にまたがる愛読書となっています。 言葉は単純に“Good Night ○○○”だけ。 動物園にいるゴリラとその他動物達、そして見回りのおじさん夫婦とのやりとりが、絵を見るだけで小さい子でも容易に理解できる流れとなっています。 よく見ると夜空に浮かぶ赤い風船がさりげないアクセントとなっており、これを探すことでもひと遊び。 自宅用はもちろん、大切な知り合いへ送る一冊としてもお勧めできます。